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宮島永太良作品、14点を大阪大学医学部附属病院へ寄贈♪

大阪大学医学部附属病院

 青く澄んだ空が広がる炎暑の7月27日午後1時30分。  大阪府吹田市山田丘にある大阪大学医学部附属病院、東2階病棟体育館で納涼大会が始まる直前、絵画寄贈式が行われ、多くの人々が見守る中、美術作家宮島永太良から同大の武田雅俊教授に寄贈作品の目録が手渡された。

武田雅俊教授に寄贈作品の目録


 今回、寄贈された作品は原画と版画を合わせて14点。  現在、11点が待合室、集会室、廊下に展示され周辺を落ち着いた雰囲気で包み、残り3点は大切に保管され順次、展示の出番を待っている。

宮島の挨拶

 寄贈式終了後の挨拶で武田教授は個展歴等にまで優しい言葉で触れ、宮島を会場全員に紹介。  宮島もまた阪大附属病院に寄贈できた喜びを素直に語り、多くの出席者から暖かい拍手を受けた。

宮島と展示作品

 式典終了後、今回の寄贈について宮島は、
「これまでも横浜市の医療関連施設に作品を寄贈して来ましたが、14点もの作品を寄贈したのは今回が初めて。  また、それに受け入れてくれた大阪大学医学部附属病院、武田雅俊教授には言葉では表現できないほど感謝、素晴らしい経験をさせていただきました。  そして、個展会場以外でこんなに多くの自作品が展示されたのを見るのも初めてで、とても感慨深いです。  以前から『絵画作品による社会貢献』が私の大きなテーマだったので、いまは夢がひとつ叶った思いです。  ただし、これはあくまでもスタートと位置付け、今後、できる限りの活動をして行きたいと思います」
と、しっかり熱い思いを語った。

space展示作品

 新たなエリアへ一歩を踏み出した宮島永太良。今後の動向が俄然楽しみ♪

 

パリの美術視察旅行に行ってきましたU

パリにて

引き続き、6月に渡航したパリの様子をレポート。
今回の目的は美術研修ということで、メインはやはりアートギャラリーの見学だった。 その中で特に印象に残ったギャラリーを3つ挙げたい。
 一件目はセーヌ川沿い近くの画廊街にある「ガレリア Anne et Just Jaeckin 」。  このあたりはパリで一番画廊が多いあたりらしいが、建物はみな大変古く、傾斜さえしているように見えるのが特徴だ。  その中の一角にあるのがこの画廊で、マリア・モケルジーという女性作家の絵画展をやっていた。  風景画を得意としている方だが、その中に日本の神社を描いた作品があった。  ご本人がいたので聞いてみたところ「渋谷の隣の神社」と言っていたので、おそらく明治神宮だろう。 この画廊には地下展示室もあったが、セーヌ川のすぐ近くのため湿気が多く、あまり使い勝手がよくないという。

パリにて2

2番目はエッフェル塔のすぐそばの「スイス村」の一角にある「アートスペースGalleries」。 ロンドンにも支社がある国際的ギャラリーで、地下にメインスペースがある。  そこには展示スペースだけでなく、ドリンクカウンターやテレビモニター、スクリーン等もあり、ユニークな空間である。  ここではパリの若手写真家たちの作品展が開かれていたが、夕方からオープニングパーティーがあり、カウンターの向こうからワイン等の飲み物が用意され、賑わっていた。  来客に英語を話す人が多いところを見ると、ロンドンからのファンも多く駆けつけていたのかもしれない。

カフェにて

 最後は??劇場の近くにある「Espace Chatelet Victoria」。パリでも最も賑わっている場所のひとつであり、場所も1階のわかりやすい所だった。  また、画廊内の随所に障子や屏風など、日本をモチーフとした備品が置かれていて興味深い。  展示はパトリック・ページスという画家の抽象絵画展。 宮島永太良の抽象絵画とも、色彩的に共通点を感じた。  地下3階まであるが、一番下は洞穴に入り込んだようでちょっと怖い。

貸し自転車設備

 画廊見学の合間に見たパリの街中の印象は、オープンカフェが非常に多いことと、食べ歩きをしている人が多いことだ。  サンドイッチやハンバーガー、アイスクリームなどを自然に食べながら歩く人が目立っていた。  自転車は意外に少ない印象を持ったが、貸し自転車設備は充実していて、市内の随所にレンタルサイクル駐輪所を見かけた。
 何百年にわたり培われた歴史と文化を背負った街は、新しさを取り入れながらも、その堂々たる風格を見せていた。

(宮島永太良)

by Sekikobo
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