TOPInterview : インタビュー

アートが気になるインタビュアーが宮島永太良を探る!

 

「宮島永太良研究」最終回

=アートが気になるインタビュアー/A=宮島永太良

:この連載も今回で最終回となりました。これまで、宮島永太良さんの美術活動を中心に、様々なテーマで語っていただきました。最終回の今回は、宮島さんの今後の展望をお聞きできればと思います。
:今最も考えているのは、自分の作品で、ひいてはアートというものでの問題解決をしたいということです。特に、人々の健康維持に関して作品をどう活かすかというのは、今一番のテーマです。

:宮島さんは「健康とアートを結ぶ会」の代表をつとめられていますが、その会は確か2018年設立でしたね。会ができてからは特にそうしたことを意識されているのでしょうか。
:会ができる以前も、アートを通じて人々の健康にかかわる活動をしてきました。それは病院への絵画の寄贈であったり、障がい者施設のイベントの補佐であったり、子供スポーツ教室の応援などであったりしました。それらはやがて「病院に入院や通院をしている人や労働している人に、癒しや楽しみを提供すること」、「障がいを持っている人たちのことを多くの人たちに知ってもらい、また支援の方法を考えてもらうこと」「成長する子供たちが身体を健全に保つこと」などのテーマに成熟し、「健康とアートを結ぶ会」へと至っています。

 

:だいぶ以前からの様々な活動がもとになっているんですね。
:一見、繋がりのないことを積み重ねているようにも見えますが、俯瞰してみると、全てが「健康」をキーワードに一つにまとまっていくように思います。何より私自身がこれまでかかわってきたことを、これからも生かさなくてはなりませんので。

:「健康とアート」に繋がる活動は、マルタが関わったものも多くありませんか。
:そうですね。マルタは半分くらい、絵、映像、着ぐるみなどあらゆるスタイルでかかわってきたように思います。

:なんか、マルタが導いてくれた道筋のようにも感じますね。
:絵本キャラクターとしてデビューしたマルタが、結果的にそうなったのも不思議、というか運命かもしれません。アートと健康のかかわりについては、今まで見聞きしたことをまとめてみたい、そして新たな創造に繋げて行きたい、という思いがあります。

:「健康とアート」は、これからの宮島さんの重要なテーマになって行きそうですね。
このテーマは次回からの新たな連載に関係してくる、と予告しておきましょう。
「宮島永太良研究」は全30回、60ヶ月と長い間でしたが、ありがとうございました。
:こちらこそありがとうございました。インタビュアーさんとは近いうちにまた対談したいです。


 

:ありがとうございます。
最後になりましたが、以前、宮島さんは自身の作品のタイトルを含め、そうとうたくさんの命名をしているというお話がありました。そこで、最後に宮島さんがこれまで命名してきた名称を、五十音順に並べたいと思います。ただし、自作の作品のタイトルはかなりの数があり、きりがないので省きました(展覧会名などはあり)。また「マルタの冒険」のキャラクター名は限られた数なので含んでいますが、「モンキチ」だけはご自身の命名ではないということなので挙げていません。
最後になりますが、懐かしいものも含みながら、命名一覧をぜひ楽しみ下さい。

◇命名一覧
アート夢ぽけっと、ウルル、オック、からだステーション、がんばれやめ太、健康とアートを結ぶ会、コージー、さがしもの展、ジャポッピカル、つれTAKEロード、テング師匠、トム、ニャーラ、発見美術館、ピローズ、ポンさん、マルタ、マルタの冒険、ミーツギャラリー、宮島永太良研究、妙な絵物語、未来へのミラー、ムー、めたろう、森の中のリュウジン池、やめ太

終わり

 

  
Copyright © 2010- Eitaroh Miyajima. All Rights Reserved.