チャリティーアートの祭典 第20回花まつり
宮島永太良のプロデュースで始まって20回目、お釈迦様の誕生日を祝うアートイベント「花まつり」が、2023年4月17日(月)から22日(土)の6日間、銀座のミーツギャラリーで催された。
2004年開始以来、一度も休むことなく続けてきた「花まつり」も2020年からのコロナ禍の影響で、ここ数年は主にネット配信によるイベントだった。しかし、今年はミーツギャラリーでのリアル開催となり、会期中は宮島の友人知人だけでなく、国境を越えた新たな面々も爽やかな雰囲気の会場を訪れていた。やはり、こうしたアートイベントがリアルに行えるようになったのは喜ばしいことだ。
なお、今回は金大偉さん、万城目純さん、宮島永太良の映像作品の上映をメインに、各作者と万城目作品に出演した◯hiromi (maru hiromi)さんの平面作品も展示され、来場者の微笑みを誘っていた。
ミーツギャラリー招待 101回 金永植個展
2023年4月3日(月)から8日(土)までの6日間、ミーツギャラリーで開催された「101回 金永植個展」を観た。タイトル通り金永植さんの個展は、1993年韓国大邱(テグ)市のDangong Gallery の初個展以来、今回で101回を数え、開催地は韓国内だけにとどまらずアメリカ、中国、留学経験のある日本では東京、鎌倉、大阪、芦屋の各地に及んだ。
よく晴れた4月4日(火)午後、会期2日目のミーツギャラリーを覗くと、作品31点全ての題名が「夢」でカラフルな作品が多いのせいか、ギャラリーに明るい動きが感じられ、いつも以上に居心地が良かった。
全題名「夢」が気になったので、会場にいた金さんに動機を問うと、
「初個展から、しばらくは各作品それぞれに題名を付けていたけれど、少し過ぎてから全て『夢』で良いんじゃないかと思い至り、25年以上続けています。とにかく私が題名を決めると観る方のイメージの幅が狭くなると考え、絵の解釈については鑑賞者の感性に委ね、それぞれが自分自身の『夢』と向き合ってくれたら嬉しいです」と言って微笑んだ。
確かに観る人に「夢」見る機会を与えてくれた今回の展覧会は楽しかった。カムサハムニダ…
ロコノタカラジマ
2023年3月29日(水)から4月16日(日)まで横浜市中区山手町にある岩崎ミュージアムで「ロコノタカラジマ」展が開催された。内容は、横浜在住アーティストのロコ・サトシさんが、昨年10月から12月まで鹿児島と奄美大島の間にある離島/宝島に滞在し、前籠港で国内最大級の岸壁壁画(高さ15m、幅112m)を制作した様子が分かる写真などが展示された。
なお、宝島での滞在期間中の2ヶ月は雨に降られ、制作は難航したが、最終的にはロコさんは「無限」と「RAINBOW WARIOR(虹の戦士)」をテーマにした壁画を島民の皆さんと一緒に描きあげた。
そして、会期中の4月8日(土)14時からは、3ヶ月滞在制作した宝島の報告会「ロコの宝島 RAINBOW WARIOR」も行われた。会には多くの方々が駆けつけ、ロコさんの体験談、映像作家/大野隆介さんが制作した約30分のロコさんの記録映像に見入り、浅葉和子さんが語る「RAINBOW WARIOR」の存在意義に聴き入り、有意義な2時間弱を過ごした。
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