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Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。
 

不定期連載「シモン ミラニモポの美的考察」第10回

◇シモン ミラニモポ さん プロフィール
アーティスト
1960年:熊本県熊本市生まれ
1983年:和光大学人文学部芸術学科卒業
Meets Art Clubメンバー
現在、横浜在住 
☆主な活動歴
1988年:銀座ギャラリー・オカベで初個展 
*以後、個展、グループ展多数参加 
1998年:新潟県(株)福田組「感動創造美術展」で優秀賞を受賞
2021年:マールツァイト(赤坂)東京、神奈川4ヶ所で個展開催
2022年:「健康をめざすアート展T」「健康をめざすアート展U」に出展
2022年:第29回「ラポール美術展」に出展
2023年:#芸術交差点Crossing Art Yokohama 2023に出展
2023年:秋には、宮島永太良との「健康をめざすアート展」を開催予定

シモン ミラニモポ さん
 

シモンさん、手術後の心境を語る 後編

体が普通と違う状態になると、様々なことを考えるようになるのは当然だけど、今回は手術をしたからなおさら。だから、術後の患部が凄く痛い時以外、自分のアートに対するこれまでの姿勢を改めて考える時間を持ちました。まず、自分にとってのアートは「聖(ひじり)」の存在で宗教に近く、心の拠り所と言えます。だけど、アートが多くの人々に大きな影響を与えるかと言うと、そうではないけれど、個人の精神面には強く影響を与えると思う。そんなことを考えながら、私は日々筆を握っています。では魅力ある作品を描くためには、どうしたら良いかと言えば、昔から相撲では「心技体」が三位一体となった時、「最強の横綱が生まれる」と言われるのと同じ様に、力ある作品制作のためには作家のバランスの良さが必要じゃないのかなと思います。これに似た様な言葉は10代後半に読んだゲーテの格言集にもありました。つまり洋の東西を問わず、何事かを成すにはバランスが大切と言うことかな。これは目が悪くなる前から考えていたことだけど、実際に視野が狭くなってから新たな視点が加わりました。

シモン ミラニモポ さん

目が悪くなる前、私は自分の勢いだけで制作をすることができていたけれど、障がいを持ってからは感性だけでなく、アート界を先行した人の考えや実績等に、より目を向ける様になりました。だから、以前は興味のなかったアンディ・ウォーホルや横尾忠則さんらの作品を観て、著作を読み、彼らの方法論や意識を自分なりに探り、制作だけじゃなく自作品のPR等に関してもヒントを得る様にしています。

シモン ミラニモポ さん

そんな私は60歳を過ぎても至高のアートを目指していて、いつかルノワールやマチスの様に「元気を与えるもの」と「癒しを与えるもの」の二つを備えた作品を描きたいと思っていますが、それは至難の業。でも少し前からウォーホルの刺激を受け、「ポップ」の要素を取り入れ、自分なりに咀嚼し、金箔をあしらった絵を描くようになって変わったと思います。ある時、その金箔の作品が展示されていることを知人女性に告げたら、小3の娘さんと一緒に観に行き、娘さんが私の絵の前で「わぁー、きれい」と言ったらしい。これって、抽象画を観ての言葉ではなく、「きれい」は金箔の部分を観ての反応だと私は思い、女の子の言葉で、ウォーホルの「ポップアートはみんなのモノ」だと言う考えを実感しました。確かに作品を観せることに関して本当に「ポップ」は重要な要素。だからこそ、いつの日かポップの聖地ニューヨークで個展を開きたいと考えている私です。

終わり

 

取材日:2023年03月09日

 

(構成・撮影 関 幸貴)

 
 

「政岡玄ちゃんの音楽便り」第93回

みなさんお元気ですか? 玄です。
今月も色々ありますよ!

政岡玄ちゃんの音楽便り

◇映画「津山遥かなり?文太の花道?」上映決定
*上映情報
日程:2023年4月29日(土) 30日(日)
場所:津山文化センター 別名)津山人の日本武道館
開場:13:00  開演:14:00
料金:大人\2000  *18歳以下無料
ロケ地が、地元・津山に横浜。出演は「よしもと興業」のシベリア文太さん、間寛平さんに息子の間慎太郎さんらにリーゼント刑事/秋山博康さんも登場するので楽しみ。劇中、ボクも津山の観光名所「衆楽園」で水辺ミュージシャンとして、水辺をキレイ”にしていく祈りの歌「水辺の流れ」を歌わせていただいています。加えて、29日(土)上映後の舞台挨拶でも歌う予定になっています。よろしくお願いしますね ♪

政岡玄ちゃんの音楽便り

◇水都大阪アンバサダー活動
3月21日??「東横堀川 川びらき」
・e-よこ寄席
e-よこ会/福原副会長たちによる落語。元々、東横堀川沿いの船場は落語の文化もあるので、話はとても面白かった。
・水辺のJazz Live
関西ジャズ協会会長/大塚善章さんは、89歳で関西屈指のジャズピアニスト。「大塚善章オリジナルトリオ+1」が演奏、変幻自在のアドリブと構成力で聴衆を魅了。ゲストのテナーサックス河村英樹さんも素敵でした。水辺にJazzは最高に合います。
・東横堀川 川びらき β本町橋
CitySupさんによる「自由に楽しむサップボート」や「船上魚釣りっぽい体験=釣りの擬似体験!川に住んでいるお魚を学びながら魚っぽいものを釣り上げよう!」が行われました。
・他にも「β本町橋×各大学の活動発表会」や「縁日屋台&川びらき縁日」も行われ、たくさんの来場者の笑顔を誘っていました。
そして、4月には、水都大阪「大阪水上バス」による「大川さくらクルーズ」も体験。
桜は喜びも悲しみも、愛しんでくれる気がします。
こうして水都大阪、春の水辺を楽しみました〜

政岡玄ちゃんの音楽便り

◇地元の消防団活動
操法大会も無事に終わりました。応援してくれた消防団仲間や皆さんに感謝です。さぁ、そろそろSUPシーズンも到来で、水辺ミュージシャンはさらに楽しんでいきますよ!

Love&Peace♪(^-^)v

(文・写真提供 政岡玄)

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