TOPReportage : イベント報告

アートイベント「展覧会のマリンバ」無事終了!

去る10月29日〜31日、千代田区六番町の飯田弥生美術館ギャラリーにて、アートイベント「展覧会のマリンバ」が開催された。ハナイ・チエさん、渡部須美子さん、宮島永太良の作品が展示された展覧会場にて、会期中30日と31日の2日間は吉岡孝悦さんと塩浜玲子さんのマリンバ演奏によるコラボレーションイベントが開催された。

  

感染対策が十分になされた会場は満員となり、静かな熱気が満ちたなか展覧会場での演奏会は始まった。演奏される曲は全て吉岡さんの作曲で、この日のためにハナイ・チエさん、渡部須美子さん、宮島永太良のそれぞれ6作品に寄せて書き下ろしたもの。合計18曲をほぼ1時間で演奏する形であったが、聴きごたえ観ごたえ十分な内容に時間を忘れて没入できた。

  

演奏にはマリンバに加えビブラフォンも使われ、作品にインスパイアされた曲それぞれが心地よく個性を放つ音色となっていた。また、演奏中に上映されている作品をモチーフにした映像も吉岡さんの制作。ご本人に伺ったところ、まず曲を作ってから映像制作となるようで、それぞれの映像は曲の時間ぴったりに作られているとのこと。反面少しのミスも許されない演奏を余儀なくされるわけで、吉岡さんと塩浜さんの抜群のコンビネーションがなければ、なかなか難しい演奏会なのではないだろうか。

  

演奏後、宮島に感想を聞くと「元々ミュージシャンに憧れていたこともあって、音楽を意識して絵を描いていたというのはありました。そうしたこともあり、今回自分の絵に実際に曲をつけてもらえたことで、今後の制作にとっても面白い刺激になりそうです」と満足気に語ってくれた。今後の宮島作品への期待も膨らむ、素晴らしいイベントとなったようである。

  

*演奏会後の記念写真。左から、宮島、塩浜玲子さん、吉岡孝悦さん、渡部須美子さん、ハナイ・チエさん。

 
 
 

ミーツギャラリー 常設展「積み重ねの絵画達」第2期

2021年10月20日(水)から27日(水)まで、ミーツギャラリー 常設展「積み重ねの絵画達」第2期が開催された。

  

第2期は、小川荒野さんの「夜想曲」、住谷重光さんの「光のフォルム18」、K-OZAWAさんの「根っこの街道は今日も平和」、やまゆりのさんの「未来に向かって」、宮島永太良の「仰天」など、ベテランから中堅若手作家の手によるミーツギャラリー所蔵作品19点が展示された。

  

今回も抽象具象画に加えて写真が展示されていたが、心地良い雰囲気がギャラリーを包んでいた。こうした企画からギャラリーの方向性が何気なく見えてくるので、次の開催が待たれる。

 
 
 

加藤力之輔展 〜Part U〜

  

猛暑の今夏、「Gallery ジタン館」で催されたが、東京オリンピックと緊急事態宣言下の影響で思うような公開ができなかった - 加藤力之輔展「色彩を描く」- が、夏とはギャラリー内での展示場所を変え、2021年10月21日(水)から11月1日(月)まで、- 加藤力之輔展 ~Part U~として開催された。

  

作品は、木炭とパステルで描き独特の存在感を表現する最新作の花々から、1970年代に昔ながらの技法に加え自作キャンバスに描かれ色褪せることのない風景画や裸婦など50点以上が、天井が高く異国情緒あふれるギャラリー内に展示され、来訪者の心を終始捉えていた。

  

ゆとりのあるギャラリーに加藤さんは会期中全日程在廊、作品制作をすると同時に訪れる友人知人と旧交を温めていた。

  

*今号のFriendsに加藤力之輔さんのインタビューが掲載されています。


◇Gallery ジタン館
〒248-0032 神奈川県鎌倉市津483-46
TEL/FAX 0467-32-9658

 
 
 

JUN ANDO 国際大賞受賞記念展 〜Road to the Enlightenment〜

  

国際大賞を受賞した JUN ANDOさんの記念展〜Road to the Enlightenment〜が、東京都中央区銀座にあるミーツギャラリーで、2021年11月3日(水)から6日(土)まで開催された。

  

展示作品は、「花と瞬間」をテーマにした抽象画と「海」をテーマにした具象画、F40号から小品まで合わせて計18点。また、3日と4日には随時、「望郷」と「出会いという名の奇跡」の両作品に合わせて約4分のプロジェクションマッピングを行われ、来場者の微笑みを誘った。

  

*「望郷」とJUN ANDOさん

 
 
 
by Sekikobo
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