TOPReportage : イベント報告

真鶴アート提灯フェスティバル!

  

2019年に神奈川県足柄下郡真鶴町の荒井城址公園で初開催され好評を博し、コロナ禍の影響で2020年は中止になった「真鶴アート提灯フェスティバル」が、今年2021年は3月9日(火)から3月20日(土)まで、会場を東海道線本線真鶴駅から徒歩10分のコミュニティ真鶴に移して催された。

  

会場には、およそ100名のクリエイターやアーティストがそれぞれ制作したアート提灯を飾られ、日没から20時30分までライトアップして幻想的な世界を創出、ここでも来場者の心を優しく捉えた。初回から参加している宮島永太良は「マルタとみんなの演奏会」を出品、会場の一角で微笑ましい光を放っていた。

  

3月11日(木)夕刻、会場を訪れた宮島永太良は、「小田原出身の私にとって真鶴は祖父がお店を開いていた関係で御縁もあり幸せを感じる町。そこで会場は変わったけれど、今年は作品展示できたのはとても嬉しかった。だから、来年も続けて欲しいと切望します。加えて、そう遠くない将来、真鶴で私自身が個展を開いてみるのも良いかなと考え始めました」と言って笑った。

  

提灯から個展へ、宮島永太良の新たな展開が真鶴でも見られそうだ。

 

「飯塚悠太展」無事終了

  

2021年2月23日(火)から27日(土)まで、東京都中央区銀座6丁目にある Meets Gallery で開催された 「飯塚悠太展」が無事に会期を終えた。
今回展示された飯塚作品は第25回記念アートブームコンクールでターナー色彩賞を受賞した0号の「フェ」から、80号の「千鳥足」、最新作の30号の「スープストック」までの計10作品。それらが醸し出す飯塚ワールドは、観るものを異次元世界に誘っているようでとても魅惑的だった。だが、どの作品も彼の生活圏内である六本木、渋谷、新宿の光景に加え、大好きなクリームソーダや甥や姪をイメージして描いていると聴き、作品群が優しく不思議なリアリティを生み出していることを妙に納得した。

  

個展終了後、飯塚悠太さんが facebook に書いた文章が彼らしかったのでここに転載。
「飯塚悠太展、2月27日に無事終了しました。気づいたら3月になっていました。この状況で展覧会、どうなってしまうのか、本当に開催してよいものかと不安になったのですが、想像していたよりも多くの方が10階まで来てくださり、お話をしたり聞いたりするうちに不思議と元気と希望が取り戻せた展示でした。足を運んでくださった方ありがとうございます。あの日もこの日も在廊できてればよかったと芳名帳をみながら思いました。コロナがなんとかなってくれる日が早めに訪れることを願っています。ぜひまたお会いしましょう! 」

  

次の「飯塚悠太展」が待ち遠しい…

 
 
by Sekikobo
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