TOPReportage : イベント報告

第4回「エコーイング二人展」、無事終了!

今年もチャリティーアートの祭典「花まつり」を広く世に知らせるため本厚木の「ギャラリー喫茶なよたけ」で、陶芸家/小高嘉照さんと宮島永太良が、息のあった第4回「エコーイング二人展」を開催。 4月29日(日)、好評のうちに約1ヶ月間の会期を終えた。

会場の喫茶なよたけ店内風景
space
エコーイング二人展での展示風景

4月下旬のよく晴れた土曜日、会場の喫茶なよたけで小高嘉照さんと宮島永太良に今年の二人展の感想を聞いた。

宮島作品 みんなの演奏会

「毎年、『花まつり』への参加と二人展開催が決まっているので、体は歳を重ねても心にはハリがあり作品制作に対しても前向きに向き合えるし、やり甲斐を感じます。また、永太良さんとご一緒できるのは嬉しいことです。 だから、二つのイベントは私にとって若さを保つ秘訣かもしれません」と小高さんが笑顔で応え、「今回は、これまでと趣向を少し変え、昨秋の湯河原でのアートイベントや3月上旬に銀座のミーツギャラリーで開催した『マルタのからだステーション展』の展示作品と、私が考案したユニークな仕掛けの一部を展示させてもらいましたが、一定程度の手応えも感じられました。 加えて、これらの作品はかなり神奈川県内を巡回したと思います。 また、作品展示も棚の中に入れる新たな方法で行ってみましたが、想像よりも違和感はなくしっくりきたのが何よりでした」と宮島も微笑んだ。

宮島永太良作品展示風景 小高嘉照さん作品展示風景
▲ Click Zoomspace▲ Click Zoom
 

今年も優しい雰囲気の中で幕を閉じた「エコーイング二人展」、来年はどんな展開になるのだろう?  構想はすでに二人の中にあるかもしれない…

第41回「あらたま展」無事終了!

第40回を記念し今冬開催された「あらたま新春展」に次いで、第41回「あらたま展」が、新緑が美しい小田原市栄町にある飛鳥画廊で5月16日(水)〜21日(月)まで開催された。

飛鳥画廊 あらたま展会場

「あらたま会」とは、かつて小田原市新玉町(現在の栄町)にあった絵好きの人々が集う喫茶店「かまくら」で結成され、1977(昭和52)年に第1回目の展覧会を行なった絵画グループ。 ジャンルは油彩、水彩、日本画、書、切り絵、コラージュ、立体まで様々。メンバーも小田原、大磯、茅ヶ崎、鎌倉等の神奈川県内だけにとどまらず、東京、長野、大阪まで及び、師弟関係もなく、職業や年齢も色々、自由が常に流れるグループ。 展覧会は、その持ち味をそのまま表現。明るい雰囲気を醸し出す展示作品は30点を超え、画廊内に外の世界を感じさせない心地よい時空間を創出、多くの来場者を喜ばせていた。

あらたま展DMと住谷重光さん個展DM

今回は第1回からメンバーの清原太郎さんと加藤恭夫さんに木下泰徳さん、篠裕子さん、住谷重光さん、住谷美知江さん、立花佳子さん、長南康子さん、廣岡義友さん、古木節子さん、古屋隆士さん、宮島永太良ら13名が出品。

あらたま展 作品展示風景 宮島永太良作品展示風景
▲ Click Zoomspace▲ Click Zoom
 

2000年から参加している最若手の宮島永太良は、新作「CHAOS」、「STUDY ROAD」を発表。ふるさと小田原にカラフルな初夏の風を届けていた…

「花まつり」15年目です!

「チャリティーアートの祭典〜花まつりvol.15」が、4月2日(月))から4月7日(土)までミーツギャラリー(東京都中央区銀座)で開催された。

花まつりvol.15 会場

お釈迦さまの誕生日に合わせて開催される「花まつり」は宮島永太良のライフワークのひとつともいえる展覧会。  「出会い」をテーマとした15回目の今年は、1会場での開催としては最多規模となる総勢25名のアーティストが参加。  「出会い」のテーマにふさわしい密度の濃い展示となり、会場を訪れた人々にも「まさに花まつりだね」とお祭り的な活気が好評な様子。

花御堂

作品ジャンルも、絵画だけでも油彩、アクリル、水彩、ペン画とさまざまなスタイルの作品が集まり、ほかにも陶芸、写真、木工、金属の腐食を用いた描画、ダルマをモチーフにした不思議な作品、マルタが描かれた車イスまで、グループ展とは言っても正直ここまでバラエティに富んだ展示を目にすることは少ない。  「これだけ集まっても、ちぐはぐな印象にはなっていないですよね」と宮島も安心した様子で会場を見渡す。

お茶会風景

15回を数える展覧会でも、実験的なチャレンジは欠かさない。  最終日には、アーティストの作品に囲まれながら、お茶会を楽しめるイベントも!  マルタたちの暮らすダイコン村の一室で、咲き誇る桜を眺めながらお茶をいただくという設定だ。  

お茶

会場内で茶道の先生がお茶を振る舞うさまも、見ようによってはなかなかアーティスティックなものがある。  一期一会ではないが、お茶会と「出会い」というテーマもちょうど良くフィットしているように感じられた。 「作品を実際に用いて何かを行う、というのも初めてのことでした」と新たな手応えを語る宮島。

クロージングパーティーでは、第1回から皆勤賞の万城目純氏によるダンスも上演。  毎年少しずつ変化のあるパフォーマンスだが、今年はサンバダンサーの方の飛び入り参加もあり会場は大盛り上がり!

宮島のパーティー挨拶
space
パーティー風景 サンバダンス

想像を超えるさまざまな才能に触れられた今回の「花まつり」。宮島によれば、来年のテーマも実はもう決めているとのこと、今後がますます楽しみになる内容であった。

パーティー集合写真
 

(文 / 関 大介 ・ 撮影 / 世紀工房)

by Sekikobo

Shopping

バナー

pointおすすめpoint

マルタのぼうけん あおいしずくのひみつ

マルタのぼうけん
あおいしずくのひみつ

定価1,296円
(税込み・送料別)

≪詳細情報≫

pointおすすめpoint

マルタの冒険 森の中のリュウジン池

マルタの冒険
森の中のリュウジン池

(DVDがついています。)
定価1,512円
(税込み・送料別)

≪詳細情報≫

pointおすすめpoint

マルタのカップ&ソーサー

マルタの
カップ&ソーサー

定価650円
(税込み・送料別)

≪詳細情報≫

バナー
マルタとあそぼうウェブ絵本
Copyright © 2010- Eitaroh Miyajima. All Rights Reserved.