Meet Selection1988飯塚悠太 個展「夜景」終了!
東京銀座のミーツギャラリーで、10月27日(木)から11月6日(日)まで
「Meet Selection1988」の最後〜飯塚悠太個展「夜景」〜が開催され、無事閉幕した。
会期中、4日間ずつ前期と後期に分けての個展だったが、大きな段ボールに描かれ個展案内のDMにもなった「ビルの上のラプンツェル」に加え、80号、50号など計10点の白黒作品が展示され、ユニークで不思議な空間を構築。 来場者一人一人に都会の夜の意味を問い掛けているかのようだった。
また、10月29日(土)18:00からはオープニングパーティーも行われ、今回の「Meet Selection1988」に参加した池田元気さん、大野愛さんら約10名の若いアーティストが駆けつけ、会場で楽しく有意義なひと時を過ごした。
飯塚悠太さんは個展終了間際の土曜日、「まず今の仕事が夜勤なので、最近は人に会う機会がめっきり減っていたのですが、個展のお陰で家族や友人知人たくさんの顔を見られてとても良かったです。 中には、北九州から駆けつけてくれた方もいました。 もちろん仕事のついでですが(笑)。 でも、母と映画やドラマのエキストラ仲間からお花まで貰い、とても温かい雰囲気を味わうことができました。 本当にお客さんには感謝しかありません。 ありがとうございました。 ただ、雑誌を制作する授業の一環で、突然お飛び込み取材をされた学生さんから学校名や連絡先を聞くのを忘れたのは悔やまれます。 自分が出るはずの媒体が見られないんですから(笑)。
それから、個展を開けば、いらしてくれる方々が確実にいるので、これからは告知をもっと重要視するつもりです。 ちなみに来年5月頃に練馬の『MARIMO caf'e 65』*で、F4〜F5の小さな作品を中心にした個展を開く予定です。 あと、作品制作については、『夜景』のイメージは継続しながら、油絵も恋しくなったので、また描き始めるつもりです」と、日々を振り返りながら語った。
こうして、今秋スタートした新企画「Meet Selection1988」の全日程も終了したが、その価値や意味が分かるのは、もっと先のことかもしれない…
*MARIMO caf'e 65:http://marimo65.blog12.fc2.com ►
第2回「サンクスギビング展」開催!
今年も11月21日(月)から26日(土)まで、銀座 / ミーツギャラリーで宮島永太良プロデュースによる第2回「サンクスギビング展」が開催された。
「サンクスギビングデー」は、アメリカでは「感謝祭」として、毎年11月の第4木曜日で、1863年から国の祝日。 「感謝祭は11月の最後の木曜日に行う」と、かのリンカーンが宣言したが、その後フランクリンルーズベルトが11月の第4木曜日に変更。
今では、七面鳥料理に代表される食への感謝から始まり、家族と共に過ごす大切な日になっている。 その意義を日本でもより多くの人々に知ってもらうため、今秋も11人のアーティストによる絵画、写真、陶芸、茶杓の作品展示を行い、好評のうちに幕を閉じた。
<参加アーティスト名>
青山恵世、秋田谷かおり、池田元気、川添毅、小高嘉照、関幸貴、中西達彦、
服部憲明、原雅彦、宮島永太良、やまゆりの (アイウエオ順、敬称略)
*次号で第2回「サンクスギビング展」ルポ&参加者インタビュー掲載予定。
「未来への医療とアート」の勉強会!
第2回「サンクスギビング展」初日の11月21日(月)、展覧会場であるミーツギャラリーで、午後7時から宮島永太良主宰の勉強会「未来への医療とアート」が行われた。
集まったのは、アーティストから福祉関係まで様々な職種の方々が約20名。 データ、テレビ映像、自身が目撃した実例を基に「医療とアート」についての将来の可能性、関係性を、宮島が気持ちを込めて語り1時間強の会を終えた。 アーティスト側からの具体的な動きは今後の課題だが、宮島によって新たな方向性が示されたのは事実、これからの動きに注目したい。
また勉強会終了後、懇親会も行われ、参加者が笑顔の交流。 サンクスギビング展の会場も華やいだ。
池田元気 個展「僕は池田元気ダ!!展」無事終了!
東京銀座のミーツギャラリーで、9月29日(木)から10月9日(日)まで行われたMeet Selection1988第一弾「僕は池田元気ダ!!展」が、無事に終了した。
池田元気さんは、初の個展。 前期と後期でギャラリー内の作品は少し入れ替わったが、常に20点前後が展示され、静的でありながら、どこか動きのある雰囲気を漂わせ、老若男女、国内外の来場者の注目を集めていた。 その中には、ビル1階入口に掲げられた小さなPRのノボリを見て上がって来たイタリアやアメリカからの観光客も少なからずいたとか。 彼らは、池田作品からどんな印象を受けたのだろう?
また、10月1日(土)18:00からは池田さんに加え、今回のMeet Selection1988に参加している大野愛さんと飯塚悠太さん3人による若く熱いアーティストトークも行われ、初個展に花を添えた。
個展終了間際のギャラリーで、「初個展だったので、かなり意気込みがありました。 その思いを胸に作品を展示して初日を迎えたのですが、どこか居心地が良くありませんでした。 理由は、自分なりに考えて描き込んだ現代アート風3部作にあること、自作品でありながら僕らしさが見えてこないことにスグ気付きました。
それで、前期を終えた時点で過去の作品と入れ替え、やっと納得することができました。
とにかく、こんなにたくさんの自作品に囲まれた環境にいたのも初体験だったので、まだ色々な思いが頭の中で錯綜していますが、初個展が開催できたことは大変素晴らしく、機会をいただいた宮島永太良さんをはじめ、関係した多くの方々に心から感謝しています。
どうもありがとうございました!」と、池田元気さんは静かに語った。
新たなアーティストが、またこうしてステップをひとつ上がった…