パリで見た「日本的光景」
宮島永太良のパリレポート 前編
2月末のパリは、天候がいまひとつ安定しないようだった。出発前「パリは北海道と同じ気温」との噂も聞き、防寒の用意はしたものの、全てが必要というわけではなく、街には雪も積もっていない状態。
とは、言っても2月ということもあり、コートとマフラーだけは必要なくらいだったか?
そう思っていると、数日後はポカポカ陽気。 マフラーも邪魔に思えるほどの暖かさだった。 結局のところ、最近の日本と同じか?
フランス人は日本に興味がある、というのは前から聞いていたが、パリ市内にも日本の「ブックオフ」や「ユニクロ」などの日本の店が、軒を連ねていたと、までは言えないが、あちこちで目にすることができる。
中でも和菓子の「とらや」は、店内に入ったとたん、日本のレトロなイメージを感じてしまったのと同時に、フランス人が好みそうな日本空間を見た気がする。
逆に考えれば、日本人が昔から思っているフランス空間のイメージが、この店の中に見て取れた。 つまり昔から日本にある洋食レストランなどの内装イメージと近いのだ。
このことからも、日本はもう何十年も前から西洋的な形を取り入れてきたことがわかる。
それに関連して思うのだが、フランスをはじめ、世界で考えられている日本のイメージは、我々日本人自身が考えているのと若干異なるのではないだろうか。
外国が感じている日本のイメージは「純和風」ではないのである。
一例を、パリの街の一角にあった大衆的な「日本料理屋」に見ることができる。
私たちははじめ、パリに日本の寿司屋がある、との噂を聞いてその店を訪れた。
しかし店のメニューを見てみると、寿司はもちろん、蕎麦や天ぷらといった純日本食以外に、カツどん、カレーライス、ラーメン、オムライスなどが並んでいた。
純粋な日本食というよりも、今の日本人に好まれている食べ物が、たくさんあるのだ。特にラーメンは、味噌、醤油をはじめ、多くの種類があったようだ。
店を出る時、私たちは便宜的に「このラーメン屋また来たいね」という会話をしていた気がする。
最初は寿司屋と思っていたにもかかわらず。 また、日本食の店だからといっても、日本人は私たちだけで、客の大部分は現地の人だった。
このように、食をとっても、日本のイメージは純和風を飛び越えた形で、すでに外国で親しまれている。
宮島永太良のパリレポート、次号に続く…
ハナコも取材した「カフェアンデパンダン銀座」をルポ!
銀座の並木通りに開店して約1ヶ月、
いま注目されている「カフェアンデパンダン銀座」をルポした。
定員80名の店内を見回すと、銀座とは思えない程、ゆったりとした落ち着いた空間が広がる。 内装は木の材質を活かしたテーブルとイス、タイル張りのアーティスティックな床。 その優しい雰囲気は本家の京都店同様、客の心を和ませる。 また、週末の夜を中心に音楽ライブもあり、このエリアではユニークな存在になりつつある。 メニューに目を移せば、お料理、スイーツ、ソフトドリンク、アルコールを含め、目でも口でも楽しめる品々が並ぶ。
同店の総合プロデューサー宮島永太良は、「誕生したばかりのカフェで試行錯誤の現状ですが、ここには、おいしいモノがたくさんあり、居心地も良く、音楽、加えてアート感覚も味わえます。
これまでには、なかった五感で楽しめるニュータイプのカフェかもしれません。
先日は女性誌ハナコの取材も受けましたよ。
そうだ、突然ですが、個人的に好きなメニューを幾つか紹介しましょう。
▲Spaghetti alla pescatora :スパゲッティ ペスカトーレ
▲Rice omlet :オムライス昔ながらの巻くタイプ ▲Mont Blanc :モンブラン
最初は、新旧タイプの違うオムライス、トマトソースの魚介パスタ、アジのマリネ、デザートはモンブランかな(笑)。
でも、好みのお料理を数えたらキリがありません」と、微笑みながら語った。
▲Mojito :モヒート ▲Maruta :マルタ
カフェアンデパンダン銀座には、可愛いウサギのマルタも待っている。
東京、銀座でゆったりできる空間を一度、覗いて見ては!
スタッフ一同、皆様のご来店心よりお待ち申し上げます。
◆ CAFÈ INDÈPENDANTS GINZA Blog ◆
◇お店情報◇
CAFÈ INDÈPENDANTS GINZA
カフェ・アンデパンダン銀座
営業時間:10:00〜23:30
Tel:03-4500-6700
住所:〒104−0061 東京都中央区銀座6−7−18 デイム銀座ビル 2F
▲Live appearances :音楽ライブ
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