特別企画 – インタビュー & 寄稿 –
東北関東大震災の被害に遭われた皆様への支援を胸に
アートイベント『花まつり』を今年も開催いたします。
☆宮島永太良インタビュー 『花まつり』への思い
最初に、東北関東大震災に被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 同時に不幸にも尊い命を落とされた方々には哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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アートイベント『花まつり』は2004年から、キリストのクリスマスだけでなく、お釈迦様の降誕日4月8日を祝うために私が企画。
Jトリップアートギャラリーの佐藤明夫さんをはじめ、多くのアーチスト、友人知人のお力を借り、連続開催して参りました。
今年で8回目になります。 昨年は上海美術館での個展があり、佐藤さんにかなりのパートをお任せしましたが、今年は心機一転、準備段階から私もかなり力を注いでいます。
1〜3回までの展示物は私の作品だけでしたが、4回目以降は、縁があって知り合った作家の方々との交流を考えてグループ展に移行。 そして、嬉しいことに、これまで毎回違うアーチストと共に作品発表してきました。 それに続いて今春も新たな5人(*G&C 参考)が参加予定です。 ただし、例外は万城目純さん。 初回からパフォーマンス等、色々なポジションで参加していただいています。
展示作品ですが、基本的には出品者それぞれにお任せしてあるので、全体は把握していませんが、必ずユニークなアートイベントになると思います。 ただ、私自身に限って言えば、今回はテーマが『誕生』なので、本格的に美術活動を始めた時点を2度目の誕生と位置付けて、作品以外にこれまでのDM等も展示する予定です。 また、大惨事直後のことでもあり、ご来場者を含め『花まつり』に関係する全員が『生命』について、もう一度真剣に考える場であることを切に願っています。
現時点で『花まつり』を通じて、震災被災者への支援方法は未定ですが、必ず実行いたします。
是非、多くの皆様にご来場いただきたく思います。
どうぞ、宜しくお願いいたします。
寄稿 - 関 大介 -
まずは今回の大地震の被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 福島の発電所の件をはじめ、未だ各所で予断を許さない状況が続いておりますが、一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
私にとって初めての出展となる「花まつり」がこうした背景を持つとは想像だにしておりませんでしたが、この現状に怯むことなく作品を展示することも、表現者として大切なことではないかと考えております。
誕生--テーマとしてのとらえ方は、作家ごと本当にさまざまだと思います。 創造か、サイクルか、愛か、死と対のそれか、あるいは原初の大爆発か--切り口は各々の文脈に導かれるものです。 私はまだ他の作家の方の作品を見ていませんが、きっと素敵な作品が会場に居並ぶことでしょう。
この花まつりが皆様に元気や楽しさをお伝えできれば、出展者の一人として大変光栄です。 ご来場にあたっては、くれぐれも無理をなさらず、安全第一でお越しいただけますようお願いを申し上げます。