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スペシャルトーク! 宮島永太良、2021年を振り返る♪

宮島永太良

コロナ禍の2021年も色々なことがありましたが、無事に1年を過ごせたのも皆さまのお陰です。どうもありがとうございました。これから思いつくまま1月から今年を振り返ってみます。
まず最初は、新宿区大京町のThe Art complex Center of Tokyoで開催された「ACT2021新春展」についてです。出品作品は、全てサムホールサイズで70名以上のアーティストと共にACTと言うファンの多いギャラリーで、年初にできたのは良かったし、若い世代と一緒にでき、彼らの作品から新たな可能性を感じられたことは有意義でした。ただ、コロナ禍の影響で他のアーティストに会えなかったのは本当に残念でした。そして、ACT最終日の1月17日には、秋葉原のArt Lab TOKYOで開催されたグループ展「アートバースディ」にも参加。例年なら作品展示をしていたのですが、今年は歌ごとにイメージを描いたマスクを付け、コロナ禍でも心配なく歌えるマスクカラオケの提案型パフォーマンスを行いました。

「ACT2021新春展」

2月1日から3月31日までは、港区赤坂のドイツ文化会館にあるレストラン・マールツァイトで、2021年初の「宮島永太良個展」を開催。ドイツの方も多く訪れるので日本的な初夢に端を発した作品とドイツ国旗の色をあしらったマルタ作品など、両国をテーマにした展示を行いました。また、この近くには知り合いの会社や病院があったり、以前、私も住んでいたので地域的にも親しみがあり、料理も美味しかったので心地良い時間を過ごせました。

「宮島永太良個展」赤坂・マールツァイトにて

3月初旬、横須賀市にある神奈川歯科大学病院小児歯科へ、私の作品「みんなの演奏会]」を寄贈しました。でも、コロナ禍のため寄贈式もなく、作品展示されている様子を確認していないので、2022年には観てみたいです。アートに理解がある病院なので、訪れるのが楽しみです。そして、3月中旬には神奈川県真鶴町で開催された「真鶴アート提灯フェスティバル」に一昨年に次いで2度目の参加、会場は荒井城址公園から緩やかな坂を下ったコミュニティ真鶴へ移りましたが、馴染みの町でできたのが良かったです(笑)。

「真鶴アート提灯フェスティバル」

4月中旬には、第18回花まつり「調和」を開催。今回は撮影・音楽から編集まで、私が全てひとりで行った約20分の映像作品(ACT、なよたけ、マールツァイト等6ヶ所を取材)を銀座ミーツギャラリーとYoutubeで放映しました。

第18回花まつり「調和」

5月中旬から6月初旬まで、ミーツギャラリーで宮島永太良「さがしもの展」の第2弾を開催。緊急事態宣言があけそうであけなかった頃だったけれど、その割には多くの人々が来てくれました。内容的には財団「健康とアートを結ぶ会」をやっている作家、私自身が開催した個展と位置付けました。4月の「花まつり」での経験を踏まえ、こちらも映像におさめて配信。
そして6月27日には、一般財団法人「健康とアートを結ぶ会」が創立3周年を迎えました。まず3年間、少ないながら活動は継続できました。これを基礎に視野を広げつつ、方向性を決めて進んで行きたいと思っています。

「さがしもの展」

7月初旬には、非常事態宣言延長のため5月から延期されていた銀座幸伸ギャラリーでの「第6回KSアーティストクラブ展」が開催され参加。入口付近に展示されたのは、かつて描いたものに新たな欲求が起こり、今年になって加筆して仕上げた作品。この手法はありだと思います。そして、7月下旬から8月上旬にかけて、横浜市中区山手町にある岩崎博物館(ゲーテ座記念)で「Go to ART Mytee Summit 2021」と共に開催されていた「ART-Q展」に、「千字文」の作品を展示、あれも焼き直しと言えるかもしれません(笑)。

「ART-Q展」

9月下旬、港区南青山にあるギャラリー サロンドフルールで開催された「令和・異色作家3人展」に参加。他の出品者は、週刊文春などのイラストでお馴染みの種村国夫さん、英国リバティー社で日本人初のテキスタイルデザイナーとして活躍された忠隅真理子さん。
経歴も作風も全く違う3人だけど、人間関係だけで行った感じの展覧会でした。会期中は経験豊富なおふたりなので緊張しましたが、勉強になったし人との繋がりも広がり、またご一緒できればと思います。

第18回花まつり「調和」

10月末の3日間は、千代田区六番町の飯田弥生美術館ギャラリーで開催されたアートイベント「展覧会のマリンバ」に参加。会期中30日と31日の2日間は吉岡孝悦さんと塩浜玲子さんのマリンバ演奏によるコラボレーションイベントも行われ、マリンバと一緒にできたのは良かったし、自作品を音楽にしてもらったのは嬉しかったです。また、一緒に展示したハナイ・チエさん、渡部須美子さんからも刺激を受け、新たな活力源をいただいた気がします。
こうして2021年を駆け抜けましたが、コロナ禍の割には充実した年で、2022年への指針が見えた気がします。

「さがしもの展」
 
 
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