あらたま新春展！
昨年、第40回目を迎えた「あらたま展」を祝うための「あらたま新春展」が、小田原市栄町にある飛鳥画廊で1月31日（水）〜 2月5日（月）まで開催された。
参加者は絵画・彫刻グループ「あらたま」創設中心メンバー清原太郎さんを筆頭に板橋順二さん、加藤恭夫さん、木下泰徳さん、住谷重光さん、住谷美知江さん、立花佳子さん、長南康子さん、廣岡義友さん、古木節子さん、古屋隆士さん、宮島永太良ら13名。
外の寒さに負けず、毎年開催される5月同様、画廊内はメンバーの人柄、それぞれ味のある展示作品のお陰で明るい雰囲気に満ちていた。 3月にミーツギャラリーで開催される「マルタのからだステーション」に関連するマルタ作品を展示した宮島永太良は、「最初に『あらたま展』のメンバーは、飛鳥画廊さんのお心遣いで特別開催なうえ、40回と41回の間だから、今回は40.5回と位置づけていることをお知らせしておきますね（笑）。 それで、いつもは5月、新緑の頃の開催ですが、今回は年明けの寒い時季にメンバー会えたのが、新鮮でとても得した感じでした。 個人的には、昨年11月の『湯河原・真鶴アート散歩』でも展示し、3月の銀座の展覧会で構成の基礎的な役割をする作品を展示できたので、各催しが連動しているようで程良い手応えを感じました」と、微笑んだ。
寒いと言っても会期中には立春を迎え、暦の上では春が到来。気分的に5月もそう遠くはない。 今年は短いスパンで、また「あらたま展」が見られるのが嬉しい…
2018年最初の「宮島永太良個展」を見てきました！
2月6日（火）から2月11日（日）までアートコンプレックス・センター ACT（東京都新宿区大京町）で開催された宮島永太良個展。 こちらでの個展は、昨年の『東京に来た兎』に引き続き2回目。
前回も「落ち着く」と好評だった空間に、今回は新作12点に旧作を混じえた全29作品を展示。 いつも明るい印象の宮島作品だが、会場内はさらに楽しげな空気に満ちていた。 ひとしきり作品を鑑賞した後、宮島本人に企画意図を尋ねてみた。
「今回は宇宙的、異空間的なものをテーマにしようと思いました。 このギャラリーではまだ２回目の個展ですが、不思議と昔のことを思い出させてくれる雰囲気なので、10年以上前の旧作の続編、という形にも取り組んでいます」。
例えば『RED & BLUE ON SILVER』は3つの似た作品だが、どれが新たに描かれたものかを見抜くのは、まるでクイズのよう。 埋め込まれたLEDが点滅する『∞ SILVER』は今回初出の新作。 ほほえむマルタと向き合いながら、どこか懐かしい宇宙観に没入するのも心地よい。
抽象画の中にマルタが遊ぶ新作『BREEZE』は、長年の宮島ファンの心もくすぐる円熟味に溢れている。 福引の抽選器が組み込まれた『KARIKARI RAINBOW』は、鑑賞者が実際に福引を楽しめるインタラクティブな作品。 景品も貰える。
「上海での個展（2010年開催）では、この『KARIKARI RAINBOW』もアクリルケースに入れられてしまって…」と当時を振り返って宮島は苦笑い。 「作品に電球などを入れるのは前からやっていましたし、触ってもらえる作品も好きです。 来てくれた方に楽しんでいっていただけるのがいちばん嬉しいですね」。
宮島作品の原点に触れられる魅力のみならず、新たな展開を期待させる内容で、昨年は開けなかった当会場でのパーティーも盛況♪ 今後が楽しみになる充実の展示であった。
（写真・文 関 大介）
関幸貴 写真展、無事終了！
2018年1/4(木)から1/31(水)まで約1ヶ月間、東京都新宿区新宿5丁目にあるJAZZ SPOT J で開催された関幸貴さんの写真展「Silence ~1976 in the United States」が無事に終了した。
なお、関さんは今秋、日本をテーマにした写真展を銀座で予定。 作品もSilence のようなモノクロではなくカラーになるとか、どんな内容になるのか、今から楽しみだ…
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