“生きる〜若い命を支えるコンサート〜”10周年♪
日本列島を寒波が覆う厳しい寒さの2017年1月15日(日)午後3時過ぎ、「小児がん征圧キャンペーン」の一環として、宮島永太良がポスターやプログラムの表紙に作品を提供、素晴らしい音楽家たちが病気の子どもたちを激励し続け、今回で10周年を迎えた「生きる〜若い命を支えるコンサート」が、横浜みなとみらいホールで開催された。
今回は、第70回全日本学生音楽コンクールピアノ部門中学校の部1位の岸本隆之介さんによる「アレグロ ロ短調」で始まり、前半は注目の若手ピアニスト反田恭平さんが「ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」を奏で、休憩を挟んだ後半は「生きる」2度目の出演になる堤剛さんが「ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 作品104」を力強く演奏。 共にアンコールに応え、満場の聴衆の心を掴んだ。
オーケストラは、渡邊一正さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーに加えて、全日本学生音楽コンクール全国大会チェロ部門大学の部1位佐山裕樹さん、チェロ高校の部1位柴田花音さん、フルート部門高校の部1位斎藤華香さんが出演。 コンサート終了後、舞台裏では出演者と子どもたちとの交流会も行われ、宮島永太良も赤いバラを受け取っていた。
また、この日のマルタ君はコンサート前にロビーに登場。 特設マルタコーナーで各種グッズを軽快な動きでPRしながら記念写真に興じ、コンサート中はステージ上で出演者と前後半3度にわたってトークを展開、例年以上に注目を集めていた♪
宮島永太良、「アートバースデー」に初参加!♪
2017年1月16日(月)から23日(月)まで、浅草橋にあるArt Lab TOKYOで開催された
〜アートバースデー Art's Birthday--Action〜に、宮島永太良が初参加した。
「アートバースデー」とは、1963年フランスのフルクサス・メンバーだったアーティスト、ロベルト・フィリオによって提唱され、それ以降、毎年1月17日に各国で開催。 特に根拠はないが、ロベルトによれば100万年前のこの日にアートが誕生したということで、「アートバースデー」とされ、今ではインターネットを介して各国のイベントが世界中にネットワークされるようになったとか。 今回、Art Lab TOKYOは、昨年に引き続き5度目の参加。
17日(火)夜には平面立体等の各種展示に加え、森下泰輔さんによる5台のラジオ、マイク、小型アンプを使った世界初のラジオパフォーマンスを皮切りに、「4分33秒」等、有志が各種パフォーマンスを行い、「アートバースデー」を盛り上げた。
また、岡本太郎の言葉「モノは必ず壊れる!」から触発され、他では見られない大阪城でのウルトラマンと怪獣ゴモラの戦いを描いた「大爆発1秒前」と、富士山、女子高生、江戸時代のヤクザを登場させ、静岡の今昔を1枚で表現した「駿河の人」の2枚を出品した宮島永太良は、「ギャラリーを一歩出れば日常的な時間が流れ、中へは誰でも入ってこられるのに、非日常的イベントが行われている時空間。 それが何とも言えずに味わい深いです」と、寒の内にもかかわらず楽しそうに笑った。
〜アートバースデー Art's Birthday Action〜参加作家
桜井貴、菅間圭子、地場賢太郎、森下泰輔、村田いづ実、渋澤怜、
シャロン・ニューマン Salom Neuman、ケヴィン・ジョーンズ Kevin Jones、
牧田恵実、ヨシナリミチコ、河野さおり、大和田登、ドン・チョー Don Chow、
宮島永太良ほか (順不同・敬称略)
2016年「生きるY」の作品を寄贈!
1月19日(木)、宮島永太良が描き、2016年の〜若い命を支えるコンサート「生きる」〜のポスターやパンフレット等に使用された「みんなの演奏会Y」の原画が、横浜市営地下鉄グリーンライン・センター南駅近く、横浜市都築区茅ヶ崎中央にある昭和大学横浜市北部病院に寄贈された。
寄贈式は午後4時15分から、昭和大学横浜市北部病院中央棟9階大会議室に病院関係者ら10数名が出席し、門倉光隆副院長の挨拶で始まり、原画は、宮島永太良から世良田和幸病院長に手渡された。 式終了後、原画作品の解説や「医療とアート」の関係性について出席者が笑顔で懇談。 有意義な時間を共有した。 なお、優しさに溢れ老若男女の微笑みを誘う原画は、病院1階の小児科外来に展示予定。
病院を後にした宮島は、「実際、こうして絵画が展示された素晴らしい病院を訪れると、医療分野でのアートの可能性を感じ、より真剣に考えを練り取り組んで行きたいと思います」と、静かに語った。
「なよたけ」で「未来への医療とアート」の勉強会!
昨秋、銀座のミーツギャラリーで行われた「未来への医療とアート」の勉強会が、大寒の1月20日(金)17時過ぎから、場所を変え、小田急線本厚木駅近くにある「ギャラリー喫茶なよたけ」で行われた。
持参した資料、テレビ映像や写真と共に宮島永太良の体験、見聞から、医療現場でのアートへの取り組み、NPO活動、ミーツギャラリー、宮島が行なった医療施設へ作品提供、アートセラピーから、医師で落語家の立川らく朝さんの「健康落語」の話題まで、「医療とアート」の現実と将来の展望が約1時間語られた。
宮島の静かな言葉に参加者の反応は良く、終了後も熱のこもった意見交換がされ、神奈川県厚木市でも新たな可能性が生まれたようだ。
「サンクスギビング展」ルポ!
2016年11月21日(月)から26日(土)まで銀座/ミーツギャラリーで、宮島永太良プロデュースによる、第2回「サンクスギビング展」が開催された。
「サンクスギビングデー」は、現在も「感謝祭」としてアメリカやカナダでは祝日、食への感謝から始まり、家族と過ごす大切な日になっている。 それを日本でより多くの人々に知ってもらうため、今回は11人のアーティストによる絵画、陶芸、写真、茶杓を展示するグループ展を行った。
会期中の25日(金)にはパーティーも開かれ、参加アーティストを中心に人々が集い、和気藹々の時間を共有。 次回、ミーツギャラリーで開催されるグループ展は、2017年春の「花まつり」。 秋と冬、良いバランスのアートイベントで新たな可能性が広がる…
<参加アーティスト名>
青山恵世、秋田谷かおり、池田元気、川添毅、小高嘉照、関幸貴、中西達彦、
服部憲明、原雅彦、宮島永太良、やまゆりの (アイウエオ順、敬称略)
「サンクスギビング展」参加者インタビュー!
01 服部憲明(絵画)
いつもはペン画とクロッキー、クロッキーをベースにしたドローイング作品を描いていますが、今回はペン画でキャンバス、木製、紙に描いた7点を出品。
かつて、船で世界一周した時の不思議な思いを絵に込めてみました。
02 宮島永太良(絵画)
今回は昨年に比べてカラフルな作品が多く、全体的に若返ったエネルギーを感じます。
そして、私がDM用に描いたオレンジ色ベースの小品「Tanks!」もいつもとは違う色使いだったのが、皆さんの意表をついたようです(笑)。
03 中西達彦(絵画)
今回は、茶杓を出品する青山恵世さんとのバランスを考え、30年前に制作した連作「CASABLANKA」を3点展示。
かなり以前の技法なので、同じものを二度と作ることはできません。
04 関幸貴(写真)
今回は分かりやすく収穫のイメージで「蜘蛛の巣」、日本の食の根本を考える意味で「おにぎり」、そして収穫が終わった越後平野の「夕景」を三本柱で出品。
少しでも日本の稀有な日常を感じていただければ嬉しいです♪
05 やまゆりの(絵画)
どんなに忙しくても忘れてはいけない家族への感謝、そして、食と友情友愛の大切さを気持ちに込めて描いた作品です。
「イクメン文鳥」は、実際にレーズンが、子育てしていた様子です!
06 原雅彦(絵画)
今回のサンクスギビング展は、色々な画風、才能が多岐にわたって見えて楽しかった。
また、私の横長作品を制作するために色々な出会いがあり、良い経験になります。
今回のお気に入りは、カモメが飛ぶフィンランドの風景。
07 池田元気(絵画)
たまたま祖父宅で見つけた小学生の頃に描いた自分の遺書から元に、家族をイメージした作品です。
中をわざと見えないようにしていますが、現在の自分への問いかけなのかもしれません。
08 青山恵世(茶杓)
多くの方にお茶、茶道を知っていただきたく、今回参加させていただきました。
そして、茶杓はお茶に欠かせない道具の一つ、約一週間かけて私が作り、茶杓の筒は長崎在住の廣田亮作・嵩花ご夫妻の作品です。
09 川添毅(写真)
個展は4回、グループ展は2回目、サンクスギビング展は初参加です。
会場を見渡すと良い作品が多く、じっくり向き合いたかったのですが、諸事情で在廊できたのは、最終日だけ。それだけが心残りですね。
(順不同、敬称略)