Road : つれtakeロード
■ 好評連載!
宮島永太良、Road 沖縄3部作 第2弾!
キャンディーバルーンズ♪
朝から続いた雨も上がった3月6日の午後、宮島永太良は那覇市小禄にあるバルーン専門ショップ「キャンディーバルーンズ」を訪れた。
実は宮島がこの店に来るのは二度目であった。 はじめて宮島がここを訪れたのは、忘れもしない2013年12月6日、マルタが沖縄県那覇市のセルラースタジアムへ、キッズベースボールの応援に行った時のことだった。
当時を宮島は振り返る。
「キッズベースボールにはマルタも何回も呼んでいただいていますが、この日は今までで一番長距離の遠征でした。
2013年12月6日、12月とは言えさすがに沖縄、その日は少し汗ばむほどで、抜けるような晴天でした。
それでみんなで『マルタに風船でも持たせたら映えるかもね』という話をしていたんです。
ならばいっそ、たくさんの風船を持って皆を迎えたら、ということになりました。
それで急きょ、宿泊したホテルの人に風船を売っている店を調べてもらったらところ、紹介されたのがキャンディーバルーンでした。
マルタは自分で風船を買いに行けませんから(笑)、私たちスタッフがお店に向かったんです。
入った瞬間、すごくきれいなお店だと思いました」。
装飾からレイアウトにいたるまで、店がまるごとアートのようだと感じたという。
風船は現地でふくらますのは大変ということで、店で風船にガスを入れ、膨らませてもらった。
「おかげ様でその日は、マルタも風船を持って子供たちを迎えることができ、その様子はキッズベースボールチャレンジの代表・読売巨人軍の原辰徳監督にも見ていただくことができました」。
このキャンディーバルーンズも昨年暮、10周年を迎えたという。 オーナーの石嶺智子さん他、店のスタッフ方にお話をうかがった。 「お客様は子供さんから大人の方にいたるまで、とても幅広くいらっしゃいます」。 店内にはディズニーをはじめ、たくさんのキャラクターをあしらった商品が並ぶ。 人気の「アナと雪の女王」も見える。 子供の喜ぶ商品は多いが、大人のお客様にはどういうニーズがあるのだろうか。 「たとえば友人の誕生会を開いた時、サプライズで飾りつけを、といったご要望にもお応えすることがあります。 また卒業式のシーズンに利用される方もいらっしゃいます」。
もともと海外では、風船ショップというのは花屋さんとセットで始まったという。 つまりは「ギフト」を専門とした店ということだろう。 でも単なる物を贈るギフトではなく「サプライズ」という要望にも表れているように、「心からの贈り物」が、実は一番喜ばれるのかもしれない。
この店にもそうした「心からの贈り物」がたくさん詰まっているように思えた。 近所の小学校帰りの子供たちも、日課のように店に立ち寄っていたのは興味深い光景だった
(文・写真 / 宮島永太良)
Candy Balloons
(キャンディーバルーンズ)
〒901-0152
沖縄県那覇市小録5-14-8・1F
TEL:098-859-2204
営業時間:
平日 12:00〜20:00
土日祝 9:00〜16:00
水曜定休 土日不定休
http://candy-balloons.moo.jp/ ►