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〜 異空間からのメッセージ 〜 を『上海美術館』で開催!

上海美術館外観

2010年4月、過去最大の宮島永太良個展

 幾度となく小説や映画の舞台になった国際港湾都市、中華人民共和国の直轄市のひとつ、総人口が2500万人とも言われる大都市『上海』。
現在、街中が08年の北京オリンピックから続く国家的プロジェクト、今年5月から開催される『上海万博』に向け、官民一丸となって邁進。 街を歩けば、聞こえてくるのは建設現場の工事音、多くの労働者の声、行き交う車のクラクション。 それらと共に無数の粉塵が舞う。  視線を移せば、リニアモーターカーは疾走、縦横無尽に走る高速道路、見上げるばかりに林立した高層ビル群。 いま、上海が出す膨大な都市エネルギーは日本の高度成長期を凌ぐと言われる。 

上海万博マスコット

 しかし、全てが新しくなったわけではない。 地震の少ないことが幸いして古い建築物が数多く残り、それらを再利用して店舗やレストランへ改築。 生まれ変わったエリアは人気スポットとなり人々が集う。 まさに過去と未来が交錯する光景が見られる上海! その魅惑の混沌都市で宮島永太良の海外初、過去最大規模の個展が、この4月に開催される。

昔ながらの上海街並み

 会場は1933年に建てられた歴史的建造物『上海美術館』。 展示されるのは、ほとんどがここ10年間で制作された小さなSMサイズから、最新作の大きな400号までの絵と立体物、総数は約80作品。

近代的な上海街並み

 「昨年、個展開催が決まり、それ以後上海へは3回渡航。 当初、街の光景を見て驚きの連続でした。 上海を一言で表現すれば、『未来都市』ですが、思わぬ古い光景との邂逅もあり、誰もが不思議な感情を覚えます。 その独特な雰囲気で私の作品と向き合ってくれたら、日本で見るのとは全く違う印象を受けるかもしれません。 僕自身、展示作品の駄目出しと最終チェックは行いましたが、異国開催、時間的制約等、諸条件の厳しさから、展示法の大筋は担当学芸員の肖さんにお任せしました。 だから、実際に構成された自分の作品群を見るのは、個展会場が初めてでこれまでにない期待感があります。 開催時期が万博工事の大詰めで街は沸騰、より人間臭さが感じられるかもしれませんが、僕の作品を見る環境としては最適かもしれません」と、宮島は微笑んだ。 高層ビルが似合う未来都市・上海。 それでも4月になれば街路の木々やお花屋さんの店頭に春を告げる花が顔を出す。
今春、その地で新たな宮島永太良が開花する…

宮島 永太良展 〜 異空間からのメッセージ 〜
会期:2010年4月2日(金)~11日(日) 場所:《上海美術館》 上海市南京西路456号

上海美術館
入場料:20元
開館時間:4月2日 15:00〜17:00 4月3日〜11日  09:00〜17:00
注)チケット販売は全日程16:00まで  

今年も『花まつり』開催♪

作品『KODAMA』
▲『KODAMA』

毎年春、宮島永太良の企画で行っている美術展「花まつり」も今年で7回目となりました。 今回は宮島の上海個展とあわせ「花まつり/東京⇔上海」のタイトルで行います。  展示は宮島撮影による中国の写真数点と、絵画作品、および人形作家・おぐらとうこ氏の作品。また「花まつり」第1回目から参加の万城目純氏による映像作品が上映されます。 会期中4月10日には、万城目純氏によるパフォーマンスショー+パーティーを催します(下記参照)。

「花まつり/東京⇔上海」
会期:2010年4月7日(水)〜11日(日)11:00〜19:00
(最終日は17:00まで)
会場:ピローズギャラリー&ジェイトリップアートギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-18 デイム銀座2F 
TEL.03-3571-7818 http://www.jtrip-118.com/
○4月10日(土)19時よりパフォーマンスショー+パーティー「桜ふるえる万華鏡の夜会」
¥1500 with 1 drink  ※上記の時間帯以外は入場無料

written by Sekikobo
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