TOPReportage : イベント報告

なよたけエコーイング二人展

  

陶芸家・小高嘉照さんと宮島永太良による恒例「なよたけエコーイング二人展」が、4月18日(火)から30日(日)まで、今年も小田急線本厚木駅近くのギャラリー喫茶なよたけで開催された。今回、小高さんは宮島とコラボした大皿とランプ、宮島は「神奈川かるた」を展示、たくさんの視線を集めた。

  

コーヒーを入れながら「かるたに厚木がないのは残念でしたが、楽しみは先にとっておきます」と言って、小高さんは微笑んだ。来春の二人展がより楽しみになった。

  
 
 
 

第8回KSアーティストクラブ展

  

直木賞作家 志茂田景樹氏を中心としたアーティスト集団KSアーティストクラブメンバーとフレンズ作家計53名による「第8回KSアーティストクラブ展」が、今年も5月8日(月)から14日(日)まで、銀座の幸伸ギャラリーとミーツギャラリーの2会場で開催された。宮島永太良は、幸伸ギャラリーに不定景風形ABCなど8点を展示した。

  

なお、例年の「KSAC&KSAFC2023アーティストBOOK」プレゼントに加え、今年はスタンプラリーも開催、多くの来場者の微笑みを誘った。

  
 
 
 

宮島永太良、「医療とアートの学校」へ!

5月13日(土)と14日(日)、名古屋市内・金城ふ頭にあるポートメッセなごやにおいて「日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」が行なわれ、その会場の一角に「医療とアートの学校」のスペースが設けられました。これは似顔絵セラピーの村岡ケンイチ氏を中心に、昨年の横浜会場(パシフィコ横浜)から始められたものです。さらに今年は規模を拡大し、40を越える企業、法人、個人が出展し、医療の世界におけるアートの役割が、さまざまな切り口で紹介されました。宮島が代表をつとめる「健康とアートを結ぶ会」も昨年に続いて出展しました。

  

プライマリ・ケアとは総合診療を意味し、患者の初期段階の心身を総合的に診療し、治療、経過観察を行うものですが、そうした経緯の中で、非医療的な要素、例えば社会経験や文化的体験も治療に役立つとされる「社会的処方」の研究も、近年行われています。そうした理由から、プライマリ・ケアにアートがかかわる機会も今後ますます多くなりそうであり、この「医療とアートの学校」の登場にもつながったと言えるでしょう。

  

今回「健康とアートを結ぶ会」のブースでは、宮島による、頭の運動を促す作品、「間違い探し」等を中心に展示した他、同会の協力作家となっていただいている作家の作品も、モニター上で紹介され、アートによる健康増進策を、医療界の方々にもご覧いただける機会となったことは大きな意義がありました。

  

他のブース出展も様々な角度からアートの有効性を問いかけており、特に医大・美大の学生を中心とした若い世代の活躍がめざましいです。例を挙げると入院している子供に、写真を撮ることの面白さを知ってもらい、その写真を展示する。胸の中にある今の思いを短冊に書いてもらい、七夕のように吊して収める。ボードゲームをたくさん積んだバスが町を移動し、ゲームを通じてコミュニケーションを促すプロジェクト。プロの似顔絵師グループによる、お客さんの似顔絵を描きながら、自分の似顔絵も描き合ってもらう試み。どれも医療を背景に、アートを柱としたコミュニケーションがあふれる賑わいの場となりました。

  

「医療とアートの学校」はこれからもさまざまに展開される予定であり、宮島永太良、そして「健康とアートを結ぶ会」も、さらなる期待に応えて行きたいと思ってやみません。

(文・写真 宮島永太良)

 
 
 

第44回「あらたま展」無事終了

  

今回で第44回を迎えた「あらたま展」が、5月7日(水)から22日(月)までの6日間、神奈川県小田原市栄町にある飛鳥画廊で開催された。

  

今回の出展者は、加藤恭夫、木下泰徳、篠太久馬、篠裕子、住谷重光、住谷美知江、長南康子、二宮栄見子、広岡義友、古木節子、古谷隆士、宮島永太良、故 清原太郎ら13名(敬称略)。35作品が展示された。

  

「あらたま展」の始まりは、小田原市の新玉(あらたま)町(=現 浜町)にあった「かまくら」という喫茶店に集う絵の好きな人達により会が結成され、最初の展覧会は1977年(昭和52年)に催された。ジャンルは油彩、水彩、日本画、書、コラージュ、切り絵、立体など色々。そして、メンバーの年齢も職業も住んでいるのも神奈川、長野、大阪、東京と様々。師弟関係も所属もなく、それぞれが自由に活動の場を広げている。

  

宮島の在廊日に合わせて訪問すると、今年も作品の個性が引き立て合う、躍動感と落ち着きが共存した何とも居心地の良い空間であった。早速、今回の感想を聞くと「やっぱり年に一度ここに帰ってきたな、という思いです。今回も参加型の作品を展示させてもらいましたが、いろいろと自由にさせてもらえるのもありがたいですね。ほかの方の作品は、どの方のも自分でも描いてみたくなるような魅力的な作品ばかりで、清原さんも40歳を過ぎてから絵を始められましたが、そういう視点でなければ描けない作品もあるんじゃないかと思ったりもします」と、今年のあらたま展も宮島に大きな影響を与える参加になったようだ。

 
 
 

アメーバブログで「宮島永太良ブログ」を好評更新中!

  

宮島永太良が、自作の絵と物語を紹介する「妙な絵物語」、自作のキャラクター・マルタとともに昔懐かしいときめくものを今に伝える「マルタと歩く昭和な令和」、つれづれなる旅のレポート「つれTAKEロード」、3テーマのブログをアメーバブログで、その都度発信しています。是非ご覧ください。

https://ameblo.jp/cartabaco

 
 
by Sekikobo
Copyright © 2010- Eitaroh Miyajima. All Rights Reserved.