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「健康をめざすアート展」初日、出展者6名が語った!

宮島永太良が代表理事を務める一般財団法人「健康とアートを結ぶ会」協力作家による展覧会、「健康をめざすアート展」の第1期が銀座のミーツギャラリーで2022年5月16日(月)〜5月21日(土) まで開催された。宮島通信編集部は、作品搬入時に運良く出会えた6名の作家に、この展覧会やそれぞれの作品に寄せる思いを聞いた。

 
 
 


☆K-OZAWAさん

自分の作品がテーマに沿ったものなのかはわからないのですが、「ウォーリーをさがせ!」のように何かを探すのが適しているのではないかと考え、意識して制作してみました。3点の出展作品にはどれも自分が癒しと感じられるようなもの、例えば温泉や蓮の花や何かノスタルジックなものを入れるように心がけ、見る方にもそうした気持ちになっていただければと思っています。

K-OZAWA 花咲く季節の途中下車
 
 


☆ミラニモポ シモンさん
今回とても個性豊かな展示の中に出させていただくことをうれしく思っています。いま世の中がコロナや戦争など暗い問題と向き合うことが多いので、少しでもこうしたアートの力で見る人に元気を与えられるような役目を担えたらと参加させていただきました。作品自体はコロナ禍が始まった頃から「不条理と明晰性の間で」というテーマで制作しています。作風自体は変わってきていますが、自分の考えはあまり変わっておらず、これからも継続して制作に向かいたいと思っています。

ミラニモポ シモン meditation
 
 


☆住谷重光さん
テーマは「自然の光と流れ」です。こちらの作品は、現場で朝日が昇るのをを見ながら描いています。この写真に写っていない方の作品は、そこからいろいろな余分なものを油絵で消していくように描いています。今回こうしてすてきな作品が集まり、すごくバラエティに富んだ豊かな空間のではないかと思いますね。

住谷重光 朝日
 
 


☆住谷美知江さん
健康とアートをテーマにした展覧会ということで、たしかにアートから得られる力ってすごいと思うんです。自分の作品からも見てくださる方へ力を与えられればうれしいですね。今回会場に入るといろいろな作品があって、パワーがみなぎっている作品もあれば、考えさせられるものもあって、すごく楽しい展示になっています。私の作品は海をテーマに描いていますので、ちょっと心安らかに見ていただければと思っております。

住谷美知江 風待ちの時間
 
 


☆村岡ケンイチさん
このメインの作品は「幸せのポケットは自分の中にあった」というテーマです。つらいなという思いがあっても、自分の視点を変えると改善されたりとか方向が変わったりするので、意外と自分の中に答えはあったというイメージで描いています。あと普段やっている似顔絵セラピーと、ホスピタルアート(大阪大学医学部附属病院、聖マリアンナ医科大学病院での壁画制作)の紹介ですね。癒される空間での展示に感動しております。

村岡ケンイチ 希望の光
 
 


☆中川沙綾香さん
フランスにいた期間が長かったのですが、私の絵はどこに行って見てもらっても明るくて力強い印象だと言われ、それが元気になったり明るくなったりするということで、こういった健康を目指すというテーマを聞いたときにちょうどいいかなと思って参加させていただきました。私の作品は、小さなものでも人工の照明は使わず太陽の光で色を作り、立って描くことで線に力強い印象を与えています。こうした制作方法が作品のエネルギーにつながっているのかと思います。

中川沙綾香 Movement
 
 
 
 
 

(順不同・敬称略)

 
 
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