友達 : 美術作家宮島永太良

Friends : 友達

Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場！
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。

シモン都霞さんにコロナ禍2021年の活動について語っていただきました！

◇シモン都霞（とか）さんプロフィール
アーティスト
1960年：熊本県熊本市生まれ
1983年：和光大学人文学部芸術学科卒業
1988年：銀座ギャラリー・オカベで初個展　
　以後、個展、グループ展多数参加　
1998年：新潟県（株）福田組「感動創造美術展」で優秀賞を受賞　
Meets Art Clubメンバー

月刊宮島永太良通信編集部（以後Q）：今日はよろしくお願いします。さて、これまで誰も経験したことのないコロナ禍の生活が2年目に入った2021年ですが、シモンさんの活動状況を教えてください。
シモン都霞さん（以後A）：実はコロナに負けたくない気持ちから、私は今年の4月から7月にかけてできるだけ多くの個展開催とグループ展へ参加をするつもりで、昨年のうちに無理矢理スケジュールを組み、結果的には計5回の展覧会を行いました。こんなことは初めてで、かなりエネルギーを使いましたが、素晴らしい出会いがありました。

Q：素晴らしい出会いとは？
A：これまでも「シモンさんの絵は面白い、とても良い感覚ね」と、興味を持ってくれたり、褒めてくれた方はたくさんいましたが、今回はそれより数段進み、私のために動いてくれる方々が現れたのです。実際、お一人の方には作品も作品も購入していただきました。私が初めて個展が27歳の時でしたから、以後34年間、個展等で作品発表をして、こんなことが起きたのは初めて。だから、かなり違った手応えを感じています。加えて、今の私は目が不自由だから、実務的に支援してくれる人ができたのは有り難いし、本当に嬉しいです。

Q：支援者は、どんな方ですか？
A：女性二人で、ご自分で仕事をされているKさんと、アパレル関係の会社に勤めているIさんです。

Q：どんな感じに知り合ったのですか？
A：まず、Kさんと今年1月に横浜のカフェCANTIK-MANIS （チャンティックマニス）で出会い、その3ヶ月後の4月、同じ場所での私の個展開催時、Iさんと一緒だったKさんと全く偶然に再会。その時、私を気に入ってくれた二人と意気投合。以後、絵をうまく使って、私の存在を世間に広めようと様々な提案してくれるのと同時に、若くてアパレル関係に強いIさんが実際に商品化して、無料サイトSUZURI にアップしてくれたのです。

Q：シモンさんの作品を使って、どんなモノが作られたのですか？
A：ビッグシルエットパーカー、ロングスリーブTシャツ、フルグラフィックマスク等です。ただ、売れたとしても、ロイヤリティは全く関係なく、SUZURIは将来の活動に対しての実験の場と言えるかもしれません。

Q：では、近い将来何か動きがありそう？
A：あるにはありますが、まだ企画段階なので詳しいことは話せません。ですが、そう遠くない将来、何処でとは言えませんが、私が作品を手描きしたジーンズ等のアパレル商品が売り出される可能性があるし、Iさんからの提案で久しぶりにデザインフェスタに参加しようかなって考えています。とにかく、二人の支援者には、アパレルを媒体にして私の存在を世に広めてもらっているようで感謝しかありません。

Q：シモンさんを中心に何か楽しそうなことが起きそうですね。
A：はい（笑）。でも、私を含め三人で売ることばかりを考えているわけじゃないんです。うまく私に関係した作品が売れ、もし収益からが出たら、Kさんが関係している「子ども食堂」を支援できればと考えています。だって昔から、私も困っている方々をずっと支援したいと考えているし、そのためにも、これからはもっと精力的に描いて行きます。

Q：それはやりがいがありますね。また、何か動きがあったらお話を聞かせてください。どうもありがとうございました。

取材日：2021年10月11日
＊撮影時のみマスクを外しました。

終わり

▲ Page Top