TOPReportage : イベント報告

「さがしもの展2」延長会期も無事終了

2020年、幸伸ギャラリーで催された宮島永太良「さがしもの展」の第2弾がミーツギャラリーにて開催された。5月18日から23日までを予定した会期は、好評につき6月2日まで延長。延長期間は予約制での来場となったが、コロナ禍の難しい時期でありながら、より多くの方に観てもらえることとなった。「さがしもの展2」開催の思いや手応えを宮島に聴いた。

  

「第1回の続編みたいな感じですが、社会状況が変わってしまっていて・・・前回の時はダイヤモンドプリンセス号が危ないといった話をしていた頃でした。今年も5月頃の開催ならと思っての会期だったのですが、このように緊急事態宣言となってしまって、来場できない方に動画で観てもらう形も試してみました。ただ、その割には実際に観に来てくれる方が多く、うれしかったです」

  

コロナ禍では会期だけでなく、展示内容への配慮が必要となることも。今回、作品に手を触れるようなアイディアは感染対策からお蔵入りとなったが、狙い通り実現できたものもあったようだ。「前回もまちがい探しを楽しんでくれる方が多かったのですが、そのときの『首が疲れる』などの感想をヒントに、首や目の運動になるまちがい探しもできそうだと思い、今回はフィジカルな動きのある展示にもなりました。まちがい探しを『考えるのがイヤ』だとおっしゃる方もいますが、そういう方はもちろん普通に絵として観ていただければいいので、いろいろな楽しみ方ができると思います」

  

観る者にも刺激的で楽しいが、同時に作家本人のクリエイティビティも大いに刺激していそうな「さがしもの展」。ここから広がる新たな作品世界に期待が高まる。

 
 
 

ミーツギャラリー企画 グループ展 アートブルーム2
-アートソムリエ 山本冬彦が選ぶ若手作家展- が終了 

  

昨秋催され好評を博した「ミーツギャラリー企画 グループ展 アートブルーム-アートソムリエ 山本冬彦が選ぶ若手作家展-」の第2回が、2021年6月8日(火)から19日(土)まで銀座のミーツギャラリーで開催され、今回は女性作家7名の作品が展示された。コロナ禍の緊急事態宣言下であったにも関わらず、50代前後の作家さんのファンをはじめ、山本冬彦さんの企画展ファン、銀座の画廊巡りの常連さんが、昼間よりも夕方以降に集中して来場、優しい雰囲気に包まれたギャラリー内で静かな時を過ごした。

  

◇ミーツギャラリー企画 グループ展 アートブルーム2
-アートソムリエ 山本冬彦が選ぶ若手作家展-出展作家
谷津 有紀、石原 七生、北川 朔、寺坂 安里、鯉江 桃子、土屋 未沙、秦 絵里子
(順不同・敬称略)

  

寺坂安里さん

  

秦絵里子さん

  

石原七生さん

  

谷津有紀さん

  

搬入日の記念写真

 
by Sekikobo
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