宮島永太良が「湯河原・真鶴アート散歩」に初参加!
2017年で第4回を数え、11月1日(水)〜30日(木)まで開催された「湯河原・真鶴アート散歩」に宮島永太良が初参加した。
イベント内容は、神奈川県の西端、温泉で有名な湯河原と海が美しい真鶴を会場に多くのアーティストが集い、個人邸等の庭先やリビングを「わたくし美術館」として作品展示を行う催し。 開放された「わたくし美術館」の総数は62。 その中で宮島永太良が参加したのは、趣のある大邸宅(56)の会場「蕗(RO)」で行われた「蕗参人展」だ。 編集部は、よく晴れた11月下旬の土曜日に「蕗」を訪ねた。
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外観が新しくなった湯河原駅からバスに約10分揺られ、「理想郷」で下車。 そこから急な坂道を徒歩で10分上がると「蕗」がある。 門を潜ると、また石段。 息が上がり脚はきついが、来た道を振り返ると、湯河原の美しい景色が眼下に広がっていた。 作家 / 山本有三が、この地を「理想郷」と名付けたことに納得。 庭に置かれた彫刻作品を見ながら、邸内に入ると、展示作品には初冬の柔らかい光が射し込んでいた。
展示会場は想像以上に広いわりに訪れる人が少なかったので、ゆったりとした気分で作品鑑賞ができた。 窓からは樹木や山が見え、光溢れる1階には絵画や立体作品、階段を上がった2階和室には陶芸、畳の材料を素材に使った小作品が置かれ、廊下には宮島永太良の可愛いいマルタ作品がたくさん並んでいた。
案内してくれた画家 / 住谷美知江さんの話によれば、訪れた子どもたちの一番人気は宮島永太良作品。 絵の中のマルタたちの優しい表情を見れば、それも納得。 また、廊下側のキッチンには「蕗」でしか食べられないシフォンケーキも 置かれ、より美味しそうな雰囲気を盛り上げていた。
急な山道を上がっても、こうした至福の時空間があるなら、来年の「湯河原・真鶴アート散歩」への期待も高まり待ち遠しいが、他会場も覗いてみよう!
「サンクスギビング展」ルポ!
2017年11月28日(火)から12月2日(土)まで銀座/ミーツギャラリーで、宮島永太良プロデュースによる、第3回「サンクスギビング展」が開催された。
「サンクスギビングデー」は、現在も「感謝祭」としてアメリカやカナダでは祝日、食への感謝から始まり、家族と過ごす大切な日になっている。 それをより多くの日本の方々に知ってもらうために宮島が企画したグループ展で、今回も絵画、陶芸、写真等のアーティスト12名が参加。 「IYASHI=癒し」をテーマにした作品を展示した。
最終日の12月2日(土)にはパーティも開かれ、参加アーティストを中心に人々が集い、ワイン片手に楽しい時間を共有した。 次回、ミーツギャラリーで開催されるグループ展は、2018年春の「花まつり」、こうして季節は巡る…
◇参加アーティスト名◇
青山恵世、飯塚悠太、池田元気、大野愛、小高嘉照、小山明久、関大介、関幸貴、
中西達彦、間下紗卍、原雅彦、宮島永太良 (アイウエオ順、敬称略)
*今号のFriends ►には参加アーティストインタビューが掲載!
宮島永太良、蟻君忌・第3回藤本義一文学賞授賞式へ
風の強い台風22号が去った10月30日17時から、故藤本義一氏を偲ぶ「蟻君忌(ありんこき)」と第3回藤本義一文学賞授賞式がリーガロイヤルホテル大阪で行われ、今年は宮島永太良も出席した。
会場には未亡人の藤本統紀子さんをはじめとしたご家族、呼びかけ人で作家の難波利三さんやイラストレーターの成瀬國晴さんをはじめ、日本各地から藤本氏に縁のある約100名が駆けつけた。 会の前半は第3回藤本義一文学賞授賞式、後半はステージもある宴で約3時間盛り上がった。
初参加の宮島永太良は、
「生前、藤本義一先生とは美術が縁でお付き合いさせていただき、お亡くなりになった時の会には出席しましたが、蟻君忌になってからは今年が初めてです。
でも、5年も経っているのにも関わらず、これだけ多くの人々が集まり、そのうえ文学賞もできているのですから、改めて藤本先生を強く感じます。
ある意味、永遠の存在なのかもしれませんね。
是非、来年も伺いたいと思います」と静かに語った。
こうして故人の意思は次代に引き継がれて行くのかもしれない。