TOPReportage : イベント報告

第2回「未来への医療とアート」の勉強会!

昨年の11月に行われ好評を博した宮島永太良主宰の勉強会「未来への医療とアート」の第2回目が東京 / 銀座のミーツギャラリーで、3月13日(月)午後6時過ぎから行われ、ミーツアートクラブメンバー、女性アーティストを中心に20名以上が集まった。

宮島永太良のプレゼンテーション

会は2部構成で進行。1部は、宮島自身が、香川県善通寺の「四国こどもとおとなの医療センター」等で遭遇した実例や他の勉強会で得た情報やデータをもとに、ホスピタルアートに関連した写真、テレビ映像を交え、「医療とアート」についての将来の可能性、有効性、重要性を1時間弱説いた。

万城目純さんのプレゼンテーション

休憩を挟んだ2部では、医療関係の編集者としても活動して来たアーティストの万城目純さんが登場、取材で知り得た現実的な問題に加え、自らの介護経験をベースに医療現場でのアート全般の有効性を語り、午後8時、予定時間を30分オーバーして勉強会は無事終了。

記念撮影

その後、同じ会場で懇親会が行われ、残った参加者は午後9時過ぎまで、今後の課題や方向性について笑顔を含め真剣に語り合った。  勉強会は、継続の予定。  これからどの様な展開を見せるのか、注目して行きたい。

個展「東京に来た兎」を終えた宮島永太良にショートインタビュー!

1月31日(火)から2月5日(日)まで東京都新宿区大京町にあるアートコンプレックス・センター(アクト)で、2017年最初の個展「東京に来た兎」を開催した宮島永太良に、会期を振り返ってもらいました。

宮島永太良
 

宮島通信編集部(以後Q):今日はよろしくお願いします。最初の質問ですが、個展「東京に来た兎」の展示作品は何点ですか?
宮島永太良(以後A):1999年作「満月」、2006年作「勘違い」から、2017年最新作60号の「風回(ふうかい)」A、Bの2点と20号の「kido」、「airaku」2点を加え、合計22点を展示しました。  会期前からギャラリーの図面を元にレイアウトを考えていたので、私としては良い具合に展示できたと思います。  加えて、お客さんからも「落ち着く会場」の声があったのは良かった。

個展会場で 個展受付で

Q:展示作品の傾向は?
A:秋葉原のギャラリー、アートラボトーキョーで展示する作品にシュールなマルタ作品を加えた感じです。  ふたつの流れをあえて合わせて展示してみたら、思ったより違和感はなく共通点が見えました。  加えて、新作「風回」は、1999年の初個展に展示した作品のリメイクなので、私の中で過去と現在が交錯して、懐かしさと共に描きました。  また、「kido」、「airaku」も過去のオマージュです。

個展会場

Q:シュールなマルタ作品とは?
A:この作品は、普通では考えられない不思議なモノがある「アイデア商品」に、どこか似ているので、私は密かに「マルタのアイデア商品シリーズ」と名付けています。  「デジタル弁当」、「ひょっこりフローテイング」など、SF風宇宙食的な存在にマルタたちを登場させ、ユニークな未来の可能性を描き表しています。

アートコンプレックス・センター エンブレム アートコンプレックス・センター 外観

Q:確かに、これまでにあまり見られないマルタ作品でした。  ところで、アクトでの個展は初めてでしたが、いかがでしたか?
A:個展は初めてでした。でも、2009年にアクトで行われた「美学校40周年のOB展」、2015年には「ガーリー展」にも出品したので、私は地域も含めアクトと縁があり、1階には大きな会場、2階には、いつくかの部屋が展示会場になっていることは知っていました。  しかし、環境的にはミーツギャラリーのある銀座とは対極です。  共に東京の中心部ですが、アクトは住宅街の真ん中にあり、道を一本間違えると大変!  でも、来場するため、街に迷い込む感じが面白いとか、アクトに外国を感じるという声が聞かれたのは良かった(笑)。  とにかく魅力ある不思議空間です。

アートコンプレックス・センター 外観 アートコンプレックス・センター 案内板

Q:他に印象に残ったことはありますか?
A:1999年に私が初個展をしたギャラリー代々木に似た雰囲気があったのも嬉しかったです。  それに個人の作家というより、アクトそのものにファンが存在するのが垣間見え、ミーツギャラリーのプロデューサーとしては、とても勉強になりました。  また、今回は様子が分からなかったので、会場でのパーティーは控えていたのですが、周囲を見ていたら問題なさそうだし、別の部屋の作家さんやお客さんとも知り合えそうなので、次は必ずパーティーをしたいと思っています。

Q:では、またアクトで個展開催の意向ですか?
A:はい、その可能性大です(笑)。

今日はありがとうございました。

“生きる〜若い命を支えるコンサート〜”10周年♪

日本列島を寒波が覆う厳しい寒さの2017年1月15日(日)午後3時過ぎ、「小児がん征圧キャンペーン」の一環として、宮島永太良がポスターやプログラムの表紙に作品を提供、素晴らしい音楽家たちが病気の子どもたちを激励し続け、今回で10周年を迎えた「生きる〜若い命を支えるコンサート」が、横浜みなとみらいホールで開催された。

「生きる〜若い命を支えるコンサート」ポスター 横浜みなとみらいホールで

今回は、第70回全日本学生音楽コンクールピアノ部門中学校の部1位の岸本隆之介さんによる「アレグロ ロ短調」で始まり、前半は注目の若手ピアニスト反田恭平さんが「ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11」を奏で、休憩を挟んだ後半は「生きる」2度目の出演になる堤剛さんが「ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 作品104」を力強く演奏。  共にアンコールに応え、満場の聴衆の心を掴んだ。

横浜みなとみらいホールステージで

オーケストラは、渡邊一正さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーに加えて、全日本学生音楽コンクール全国大会チェロ部門大学の部1位佐山裕樹さん、チェロ高校の部1位柴田花音さん、フルート部門高校の部1位斎藤華香さんが出演。  コンサート終了後、舞台裏では出演者と子どもたちとの交流会も行われ、宮島永太良も赤いバラを受け取っていた。

オーケストラとマルタ

また、この日のマルタ君はコンサート前にロビーに登場。  特設マルタコーナーで各種グッズを軽快な動きでPRしながら記念写真に興じ、コンサート中はステージ上で出演者と前後半3度にわたってトークを展開、例年以上に注目を集めていた♪

参加者と記念撮影
 

2016年「生きるY」の作品を寄贈!

1月19日(木)、宮島永太良が描き、2016年の〜若い命を支えるコンサート「生きる」〜のポスターやパンフレット等に使用された「みんなの演奏会Y」の原画が、横浜市営地下鉄グリーンライン・センター南駅近く、横浜市都築区茅ヶ崎中央にある昭和大学横浜市北部病院に寄贈された。

昭和大学横浜市北部病院 昭和大学横浜市北部病院玄関前

寄贈式は午後4時15分から、昭和大学横浜市北部病院中央棟9階大会議室に病院関係者ら10数名が出席し、門倉光隆副院長の挨拶で始まり、原画は、宮島永太良から世良田和幸病院長に手渡された。  式終了後、原画作品の解説や「医療とアート」の関係性について出席者が笑顔で懇談。  有意義な時間を共有した。  なお、優しさに溢れ老若男女の微笑みを誘う原画は、病院1階の小児科外来に展示予定。

寄贈式 昭和大学横浜市北部病院より感謝状

病院を後にした宮島は、「実際、こうして絵画が展示された素晴らしい病院を訪れると、医療分野でのアートの可能性を感じ、より真剣に考えを練り取り組んで行きたいと思います」と、静かに語った。

記念撮影
by Sekikobo

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