「マルタのからだステーション展」を見てきました!
3月6日(火)から3月12日(月)までミーツギャラリー(東京都中央区銀座)にて開催された『マルタのからだステーション展』。 美術作家・宮島永太郎企画の本展は、氏が長年持っていた「アートの力を医療や健康に役立てられないか」という探求に端を発している。
宮島作の物語『マルタの冒険』のキャラクターに囲まれて、身体と健康について楽しみながら考えられる来場者参加型の展覧会だ。 先月の個展と同様、鑑賞者へのサービス精神やコンセプトが形になって、会場内に詰まっている印象だ。 宮島に企画意図を尋ねた。
「福祉関係のボランティアに参加する等の機会を通して、以前から医療や健康にアートの力を役立てられないかと思っていましたが、一昨年ぐらいから具体的にできないかなと考え始めて『未来への医療とアート』という勉強会を始めています。 今回はその展覧会版として開きました。 本当に初めての試みなので、見にきてくれた方の意見を聞くなかで形になっていくと思います。」
もちろん意図だけでなく、作品展としてもユニークだ。 クイズ形式で身体について学べる『からだを知ろう』のシリーズでは、マルタたちが挿絵のようにイメージを膨らませてくれる。
『からだを動かしてみよう』では片脚立ち、前屈運動、反復跳びを鑑賞者が行う。 描き下ろしの説明カットも可愛らしい。 実際にやってみると、展覧会場で息が上がるという貴重な体験となった。 確かに自分の身体や健康を見つめ直す機会になった。
『脳を元気にしよう』と『からだと色』はマグネットに貼られた絵を鑑賞者が動かせる作品だ。 パズル的な『脳を元気にしよう』は、手加減なしの難しさ。 「自分の絵でも迷う」と宮島は笑う。 『からだと色』では鑑賞者が色と向き合う作品だが、あえてチャクラの色を乱して並べると、落ち着かない気分になってしまい面白い。 『目と心を癒そう』のSIMBARA作品も、企画意図にぴったりの素敵な写真で、良い意味で見る者をクールダウンさせてくれる。
初めてとは思えない充実の内容で、今後もこうした内容の展示を楽しみにしたい。
(写真・文 関 大介)
2017年「生きるZ」の作品を寄贈!
2月20日(火)、2017年の〜若い命を支えるコンサート「生きる」〜のポスターやパンフレット用に宮島永太良が描いた「みんなの演奏会Z」の原画が、横浜市青葉区藤が丘にある昭和大学藤が丘病院に寄贈されました。
寄贈式は午後4時30分から、昭和大学藤が丘病院B棟AB会議室に関係者10数名が出席し、羽田徳永管理課長の挨拶で始まり、原画は宮島永太良から高橋寛病院長に手渡されました。 式終了後、出席者全員で寄贈画を展示予定のA棟2階の小児科外来に赴き、仮展示の様子を見守りました。
藤が丘病院での全予定終了後、宮島永太良は、「院内の廊下に、さり気なく素敵なアート作品が展示されてある昭和大学藤が丘病院に、私の作品『みんなの演奏会Z』が仲間入りできたのは嬉しいです。 そして、この絵が具合の悪い子どもたちにたくさんの微笑みを届けてくられたら、なお良いですね」と、言って笑った。
第11回ArtQ展、無事終了!
横浜をベースに美術活動を続けるアーティスト / ロコ・サトシさんが主宰、宮島永太良も所属するグループArtQ、第11回目の展覧会が、2月27日(火)から3月11日(日)まで、みなとみらい線元町・中華街駅から程近い元町Bayside Caféで開催された。
今回は老若男女18人のアーティストが集い、「Free & HAPPINES」をテーマに絵画、写真、陶芸等の作品を展示発表。期間中には、関連グッズの販売も店内で行われ、来客から好評を博した。 最終日の夕刻からは、KAORI & MAKO 二人による投げ銭ライブが行われ、有終の美を飾った。
ArtQ第12回は、5月に横浜市戸塚区舞岡の「かねこふぁ〜む」で開催予定。
詳細は次号でお伝え致します!