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毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。
今福優子さんインタビュー「色鉛筆画への道」 後編
■ 前編 ►
・今福優子(いまふくゆうこ)さんプロフィール
色鉛筆画家
1971年12月10日、静岡県御殿場市出身、射手座、A型。
1994年 東京農業大学卒業。
近代日本美術協会会員
KSアーティストクラブ会員
日本文芸家クラブ会員
ミーツアートクラブ会員
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今福優子さんが、2000年以後を語った!
◇前号からの続き…
宮島通信編集部(以後・M):進み始めた独自路線とはなんなのでしょう?
今福優子さん(以後・Y):2000年から2年間、油絵を習っていたのですが、そこをやめてから私は描いたり描かなかったりで、絵を鑑賞する側に回り、色んな美術館やギャラリーへ行く機会が増えました。
それで、絵を見に行くと、描きたくなる衝動にかられました。
そんな感じで月日が流れ、2009年に自分で絵を教えてみたい気持ちが沸き起こり、パステルアートと出会いました。
M:パステルアート?
Y:美大を出ていないので教えるのは難しいと考え、何か方法がないかとネット検索していたら、日本パステルホープアート協会のHPにたどり着きました。
そこでのインストラクター養成講座3日間を受けると、全くの初心者向けに、協会独自のパステルアートの描き方を教えられるインストラクターになることができるのを知ったのです。
パステルアートの雰囲気も素敵だったし、自分にもできると思い、仕事を休んですぐに受講。
3日間、協会の代表から直接ご指導いただくのですが、私は一語一句もらさずに全てノートに書き取りました。
資格を得て、協会の代表と全く同じ技術が身につきますという売りで、翌2010年から公共施設を借りて土日にレッスンを始めました。
M:その際、施設の手配や生徒さんの募集もご自分で?
Y:はい、そうです。
M:仕事と両立で忙しそうですが、教室を始めてから絵で満足感を得られましたか?
Y:絵を教えるというのは初めてのことでしたが、生徒さんが楽しそうに描かれているのを見て始めてよかったと思いました。
他で習っていたけど、私のところに受講し直しに来た人もいらっしゃいました。
簡単に描け、初心者がそれなりに満足できるレッスン用の絵をたくさん描いて教えていましたので、自分の作品を世の中に発表するということはありませんでした。
次第に自分の中にジレンマが生じ、本当に描きたい絵を求め始めました。
M:今福さんが自分の絵を描くまでにはかなり紆余曲折があったのですね。
Y:そうです。
ちょっと特殊なケースかもしれません。 とにかく私は入りが、解剖ですから(笑)。
でも、特に悩んでいたわけではなく、絵については常に真剣に考え、段階を踏んできたと思います。
M:では、いつ頃から作品を描き始めたのですか?
Y:2014年に色鉛筆画を描きたいと思いました。
M:何故、色鉛筆画なのですか?
動機は?
Y:2014年、銀座のとあるギャラリーで、あるグループ展を見た時に油彩やアクリル画と一緒に色鉛筆画を見たのです。
それは写実の静物画、風景画でしたが、最初は色鉛筆で描かれたとは思えませんでした。
そして、私は「色鉛筆でこんなに繊細でリアルに描けるんだ」と、衝撃を受けると同時に「これだ!」と閃き、進む道を見つけたのです。
その後、書店に向かい教本を買いあさり、色鉛筆画の勉強と練習を始めました。
M:今福さんは勉強家ですね。
準備をしないと始められないタイプですか?
Y:必ず勉強はします。
やはり美大を出ていないので、作品を世の中に出すためのレベルを自分で設定し、そこに到達するためには、ひたすら練習をするだけです。
そして、時間を重ね翌2015年2月、早稲田にあるドラードギャラリーで開催された「名作オマージュ展」に色鉛筆画を初出品、公募にも出し始めました。
M:多くのアーティストは感性で動きますが、今福さんは常に論理的な姿勢ですね。
Y:やはり実験や解剖に多く携わってきた農業大学出身者なので、基本が理系女子なのでしょう(笑)。
M:アートの道は人それぞれですね。
さて、突然ですがここで話題を変えます。
好きな画家を教えてください?
Y:色んなジャンルに興味があるのでこれという人はありませんが、強いて挙げるとしたら伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)。
若冲の展示は何度か見に行っています。
彼の大胆な構図での繊細な絵、そして、色数は少ないけれど、その色の使い方にとても惹かれます。
加えて、何よりも作品に深みもあるのが素敵です。
あと、やはり日本画の速水御舟(はやみぎょしゅう)も好きです。
M:ふたりの影響は受けていますか?
Y:はい、先ほど触れたドラードギャラリーに初出品したのは、速水御舟の「炎舞」の部分模写した作品でした。
M:今福さんが本格的に描き始めた2015年以後の作品傾向は?
Y:2016年夏までは静物画でしたが、夏以降、人物(女性)と蝶を描くようになりました。
それから、ロンドンのアートフェアに出したらすぐにご売約いただいた千代紙をモチーフにした作品も描いています。
M:かなり日本的ですね!
Y:そうです。 日本画を好きなこともあるし、やはり日本人なので、和の雅(みやび)を私の絵で表現できればと思い、内容をそちらにシフトしている今日この頃です。
そして、その変遷が見られるのは、12月に行われる私の初個展です。
M:初個展会場はどちらですか?
Y:2016年12月、ドラードギャラリーで開催された第6回創作表現者展に出品した「true colors」で、審査員特別賞・北見隆選、人気作品投票TOP賞をダブル受賞。
そのお陰で、ドラードギャラリーで招待個展を行うことが決まりました。
M:それはおめでとうございます。 では、今は初個展に向けてお忙しいですね。
Y:はい、制作にあてる時間が少なく、今は仕事が休みの土日に食べる時間も惜しみ、自宅から一歩も出ずに描いています。
ただ、昨年、あまりに描き過ぎ、肋骨を疲労骨折してしまったことがあるので、そこにも注意しています。
まぁ、骨折するほど自分の絵に一所懸命ってことですね(笑)。
・無理をせず、描き続けてください。 12月の初個展を楽しみにしています。
今日はありがとうございました!
◆ 今福優子さんグループ展情報
● フラワーガーデン展
会期:10/20(金)〜29(日)
会場:グランドニッコー東京台場3階 GALLERY21(台場)
所在地:東京都港区台場2丁目6-1
◆ 公募展情報
● 第44回近代日本美術協会展
会期:11/18(土)〜24(金)
会場:東京都美術館 1階 第1・第2展示室(上野)
所在地:東京都台東区上野公園8-36
◆ 今福優子さん初個展情報
会期:12/7(木)〜12(火)
会場:ドラードギャラリー(早稲田)
所在地:東京都新宿区早稲田鶴巻町517~103
ドラードギャラリーHP ►
(構成・写真 関 幸貴)
「政岡玄ちゃんの音楽便り」第27回
みなさん、お元気ですか? 玄です♪
超大型台風21号の影響で、10/21(土)「第5回横浜運河パレード」は縮小、10/22(日)「みんなでつくる水辺フェス♪」〜岡山旭川2017〜は、残念ながら中止になってしまいました。
しかし、土曜日に横浜日ノ出桟橋のステージで歌うことができて何よりでした。
来年は、2017年の気持ちを重ねより熱く歌います。
よろしくお願いします!
さて、新たな話題をふたつ!
11月12日は、去年出演し、評判が良かったようで、今年も地元のお寺さんで歌わせてさせていただく事になりました。
寺ライブです!
また、後半には、お世話になっている企業さんの創立記念のイベントにも出演予定です。 11月はLiveが続いて、とても良い感じです♪
Love&Peace♪♪(^_^)v
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(文 政岡 玄 ・ 写真 関 幸貴)