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馬場邦明さんと語る♪   後編

 

馬場邦明さんと宮島永太良
 

◎馬場邦明(ばばくにあき)さんプロフィール

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サンユー建設株式会社 代表取締役会長
1942年4月3日 東京都大田区生まれ、牡羊座、AB型
1965年 日本大学理工学部建築学科卒業

趣味:「花と昆虫」をテーマにした写真撮影、オーディオ、
     絵画、篆刻など


サンユー建設HP
http://www.sanyu-co.co.jp ► 


 

馬場邦明さんの「極私的世界」を宮島永太良が覗いた!

宮島永太良(以後 M):これからは建築等の生業から離れ、馬場邦明会長のご趣味について色々お聞かせください。  どうぞよろしくお願いいたします。  それで、実際には、どの様なご趣味をお持ちですか?
馬場邦明さん(以後 B):今は「花と昆虫」をテーマにした写真撮影、絵画、篆刻、オーディオなどです。  しかし、家内が書道をやり、他にも茶道や俳句を教えているので、和の世界もほんの少し垣間見ています。  その縁で今年5月には、東北六県で50周年を祝うお茶の催しに招かれ、行って来ました。  そして、幸いにも家元に隣席することができ、貴重な経験を積むことができました。

篆刻と花と昆虫作品

M :それは素晴らしいご縁でした。  では、お茶も?
B :いや〜、「濃茶」、「薄茶」と言いますが、私は本格的ではなく嗜む程度です(笑)。

馬場邦明さんと宮島永太良

M :しかし、「嗜むだけ」と言えるのも良いです。  ところで、写真は長くおやりになっているとか?
B :写真は昔から好きです。  フィルムの時代はかなり意気込んで、一所懸命に撮っていましたが、デジタル時代になってからは、撮影後に加工ができてしまうので私にとっては面白さが半減、今は少し控えています。  ただし、出かける時は必ずカメラは持参しますよ。

M :写真はフィルムが良いと言うのは、プロ的な意見ですね。
B :とにかくフィルムは良いです。

M :フィルムは、現像をしてプリントしてみないと分かりませんものね。
B :そうです。  あの独特の緊張感、写真が出来上がるまでのドキドキ感がなんとも言えません。

宮島永太良

M :撮ったモノがすぐ見られ、良くなかったら削除できるデジタルカメラの特性が、私も時として味気ないと思うことがあります。
B :そこです。  確かにフィルムはお金がかかるし、枚数も36枚、24枚と制限があります。  でも、最後の残り1枚をどう撮るのかを考える時の切羽詰まった感じがたまらないのです。  だからこそ、撮影する時には真剣にならざるを得ない。  それが、私にとっては大きな魅力です。

M :私も20代の頃はフィルムだったので、その感覚はよく理解できます。
B :嬉しい言葉ですが、20代の宮島さんは絵をお描きですよね。

M :はい、そうです。  でも、馬場会長も絵をお描きになるとか?
B :スケッチするのが好きなので、行った先々で描き、後で色付けをします。  この前も、大学時代の友人に頼まれて世田谷にある九品仏浄真寺の山門を描きました。  あと、鉄道模型も好きで自宅には電車がいっぱいあります。

鉄道ジオラマ

M :私もミニカーが好きで、その延長でNゲージの電車を買ったことがあります。
B :この前も仕事で知り合った警察関係の方から「実は、私はHOゲージが好きで昔作ったのがあるけれど、走らせられますか?」と言われので、自宅に線路を組んでレイアウトを作っていたら、かつての記憶がきちんと蘇り、ちゃんと出来上がりました。  完成時の写真も残してあります。 (スマホで写真を見せながら)あっ、電車と一緒にオーディオも写っています。

M :オーディもかなりお好きなのですね。
B :はい、興味がわくと、なんでも始めてしまいます。  だから、オーディオにしても縁ができた有名メーカーさんから、高性能スピーカーを友だち値段で譲っていただきました。  それにエルビス・プレスリーが全盛だった頃、生産された真空管アンプに繋ぐと素晴らしい音が出ます。  そして、その音楽を寝るのを惜しんで夜中に聴くのが、私にとって最高の気分転換です。  また、意外かもしれませんが、CDを真空管で鳴らすと本当に軟らかい音がして良い感じですよ(笑)。

M :そう言えば、かつて御社が手がけたお宅にオーディオルームがあったと、知人から聞きたことがあります。  そうした場合は、馬場会長のご趣味から、設計や建築時に何か工夫が生まれるのですか?
B :よく分かりませんが、自分でも知らぬ間に趣味が仕事に作用しているのかもしれませんね。

オーディオルーム

M :ところで、会長のご趣味に対してのご家族はどのようにお考えでしょう?
B :理解してもらっていると思います。 ただ、「ああ、またやっているな」って感じでしょうね(笑)。  でもね、電車やミニカーなんかを集め始めるとロマンがあると思いますよ。  ただし、あまりハマり過ぎるのは、まずいですね。  とにかく趣味とは良い関係性を保っていければ、人生の円滑剤として、自ずと仕事にも役立つ様になると思いますよ。

M :今日は、馬場会長にお会いできて嬉しかったです。  その上、生業から趣味までの広い範囲で、楽しく有意義なお話をありがとうございました。  今後ともよろしくお願いいたします。

終わり


スケッチ
*馬場邦明さんスケッチ作品
*写真提供 馬場邦明氏 (文・写真 関 幸貴)
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