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海外第2弾! ハワイ、オアフ島の旅♪ 後編

 ハワイの旅で次に向かったのは「ポリネシア文化センター」。  オアフ島ではワイキキと反対側に位置するライエの町にある。  同センターは、ハワイ、そしてポリネシアの島々の文化を紹介する一大テーマパークとなっている。

パームツリー

 それにしてもこの地域はワイキキに比べると本当にのどかだ。  良い意味で、常夏の田舎を堪能できる。  かつて宮島の知人が初めてハワイを訪れた時、スケジュールの都合からか、ワイキキ地域より先にこちらに来たそうだ。  その人にとってハワイの初の場所なので、こののどかな情景を見て「世界中の人が憧れて来るハワイとは、こんなに田舎だったのか?」と驚いたという。  もっとも、熱帯の島というのは本来こういうものかもしれない。  ハワイの中でもワイキキ周辺が、観光地として都市化されたいわば特殊な場所なのだろう。  ちなみにその人は翌日ワイキキへ行って建ち並ぶホテルや人々で賑わう状況を見た時「やっぱり!これがハワイだ〜!!」と思ったそうだ。

カタマラン

 目的地ポリネシア文化センターは、敷地内に大きな池(川)があり、そこに浮かぶいくつもの舟上ではポリネシア各地域の民族の歌・踊りが紹介される。  民族衣装だけを見ても、暑い地方特有の鮮やかな色合い、花をあしらった模様等が大変美しい。  同センターではフラダンスの踊り方や、ウクレレの弾き方を教えてくれるミニ教室もある。  フラダンスで手をゆらゆらと動かすポーズは、ハワイの海の波を表していると初めて聞いたが、確かに言われてみればその通りかもしれない。

ポリネシア文化センター 宮島永太良

 ライエの町ののどかな空気を惜しみながら、ワイキキ方面に戻る。  アラモアナショッピングセンターをさらに西に行くと、カカアコというエリアに着く。  実はこのカカアコの地では、ホノルルの第二の中心地となるべくプロジェクトが進んでおり、今回はこの地の新開発に携わっている建設業者から、ホノルルの新プロジェクトについて講義を受ける機会を持った。  すでに高級リゾートマンションをはじめとした構想建築群が建ち始めている。  象徴的な二本の塔は、世界的に著名な建築家・リチャードマイヤーによってデザインされたものだ。  また開発にあたっては、現地の先住民の文化や地理的意味も生かしながら、歴史的に「間違いのない」形で進めているという。  開発地にありがちなことだが、もともと水害が起きやすい所に住宅を作ってしまったとか、神的に崇められている場所に高いビルを建ててしまったとか、いわゆる開発する側の不勉強が原因でトラブルが起ったという話もよく聞く。  こういうことを避けるために、昔からの伝統を守りながら開発を進めるのは、とても大事なことだと言えるだろう。

ワイキキ周辺

 世界に誇るべく高級リゾートマンション群。  特に上層階からの眺めはワイキキの海からダイヤモンドヘッドまでを一望できる絶景だと聞く。  世界の富裕層がハワイのこの地に新しい目を向け始めている。  ハワイがまた一段と高級リゾート地に近づいているのだ。  そしてハワイ初の鉄道が、ホノルル国際空港からアラモアナセンターまで作られるという。  ワイキキまでは行かずあえてアラモアナセンターまでとしたのも何かの戦略だろうか。

アラモアナセンター アラモアナパーク

 沖縄でも今から十数年ほど前、那覇市内にゆいレール(モノレール)が初めての鉄道として通った。  その沖縄と並び、以外にも長期間鉄道のなかったハワイに、ついに電車が走る。  ハワイを挙げての一大プロジェクトに間違いない。  次に宮島がハワイに訪れる時はどうなっているのだろうか。  空港から電車に直行できる道のり、そして沿線から望む近代ビル群の眺めが、すでに想像できそうだ。

マルタ
 

(文・写真 宮島永太良)

 
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