Road : つれtakeロード
海外第2弾! ハワイ、オアフ島の旅♪ 前編
日本では季節はずれの猛暑が続く五月、宮島永太良はさほど陽気が変わらないと思えるハワイ・ホノルルへ旅立った。 しかしながら常夏の地とはいえ、日本の湿気ある暑さとは違い、気温は高いながらドライな気候の中では汗すらあまり出なかった。
最初に訪れたのは日本でも最も知られているワイキキ。 この日は快晴で、ダイヤモンドヘッドもくっきりとそびえていた。 そしてハワイの海を見るたびに美しく思うのが、その色である。 近くがエメラルドグリーン、遠くにアクアブルーという色合いは、現風景を見るたびに惹かれてしまう。 日本では沖縄の海がこれに近い。
日本本土の海は急に深くなっている場所が多いが、ハワイや沖縄では、遠浅がかなりの距離続いている。 海面のすぐ下にある砂やサンゴ礁が光線による錯視効果をもたらし、エメラルドグリーンの色を見せるのだという。
晴れた日とは言っても、時おりシャワーのような雨が降り出すのがここハワイの特徴である。 そしてすぐにやんでしまう。 ほんの狭い範囲でも雨が降ることがあり、同じホノルル市内でも場所によって天気が違うことも当たり前だと言う。
ワイキキ周辺は日本人観光客が非常に多かった。 東京では今中国からの観光客で賑わっているが、現地の人から見たら似たような感覚だろう。 そんな日本人観光客の買い物に向いているのは、ホノルル市内に大変多い「ABCストア」だ。 お土産用のお菓子から日用品、おもちゃ、お酒から食材まで幅広く販売している。 その品揃えは日本のコンビニ以上だろう。 ハワイの名物とされる「スパムむすび」は、日本人にはうってつけの美味しさである。
また面白かったのはオバマ大統領の顔をデザイン・プリントした、チョコレートやトランプなどの商品が多かったことだ。 初めてのハワイ出身の大統領だからであろう。 大統領最後の年とは思えない、否、最後の年だからこその盛り上がりだろうか? この数日後、当のオバマ大統領が米大統領として初めて広島の平和記念公園を訪問していることも忘れられない。
その他日本人に人気がある店としては「ヘンリーズプレイス・高橋果実店」がある。 マンゴーやパイナップルなど、地元の果物などの食材が並んでいる。 またそれらを使ったシャーベットやジェラードなどは、これまた絶品という感じである。 そして、ワイキキからバスに乗り西に向かう。 アラモアナショッピングセンターのある場所だ。 ホノルルにはオープンタイプの涼しい風を受けながら走るバスが大変多い。
到着したアラモアナショッピングセンターは、一時東急やダイエーなど、日本の企業も経営にかかわっており、こんなところにも日本との関わりがあったことを知らされる。 このショッピングセンターと、隣接する米国系列のデパート、ニーマン・マーカスを覗いてみると、お土産品が売っている一方、お土産とは趣向の違う服やカバン、食器や清掃用具などもあり、ハワイの生活感に触れることができる。 ここハワイもリゾート地の印象が強いが、住んでいる人も大変多いことをあらためて知らされる。
中でも印象深かったのは買い物に来ているあるお母さんと幼い女の子の姿。 お母さんは日本人なのだが、女の子の肌は黒い。 しかしその女の子が流暢な日本語を話しているのである。 国際結婚の家族だろう。 きっとお父さんと話す時は英語なのだろうなと、想像しながらも、幼い頃からのバイリンガルの凄さを思わされた。 ハワイはこのように多国籍家族も多いのだろう。
(文・写真 宮島永太良)