アーティスト・イン・レジデンス 大野愛 IOO
早稲田大学卒業後の2011年から画家として活動を始めた画家の大野愛さんが、
6月1日（水）から6月30日（木）まで横浜元町にあるgallery fu に1ヶ月間滞在し、
新たな決意を持って油彩画の大作100号に挑んでいます。
制作期間中の一般公開は土 / 日ですが、折り返しの6月15日、
宮島通信編集部は「アーティスト・イン・レジデンス 大野愛 IOO」の様子をルポするため、特別許可を得てfu を訪ねました。
fu に入ると、カフェスペースの壁面には制作年代を3回に分けて大野作品が展示、取材当日は、第2回目2012〜2014年「シマシマ作品登場期」で「御神木」等の作品「愛ワールド」のお出迎え。 さらにギャラリースペースに進むと、横浜ベイブリッジを題材に黙々と絵筆を進める大野さんを発見。 その姿は、黒い制作着に包まれていました。
「fu さんでこうした大作を制作するのは2015年1月に続いて2度目ですが、油彩で描くのは初めて。 また、これまで最大のシマシマ作品は25号でしたが、今回は100号に挑んでいます。 何故、大きな作品になったかと言えば、今年9月締め切りの若手アーティスト向けの登竜門的な公募展に応募するため。 でも、運良くここで制作できると決まったのは直前の5月ですから、前回同様、不思議な縁を感じます。 ただ、今までにない大作を描いていても窓からの光が気持ち良くてうららかな感じです。 それに近所の人が通りすがりに見て行ってくれるのがとても楽しく、新鮮な感覚を味わっています。」と、大野さんは微笑んだ。
大野さんの大作は6月30日（木）に完成予定、
7月1日（金）から3日（日）までfuで作品発表されるので、
ご自分の目で確かめてはいかがだろう。
＜gallery fu＞
所在地：横浜市中区石川町1-31-9
電話：070-6429-8597
http://galleryfu.com ►
◎大野愛さん、参加展覧会のお知らせ！
◆ 7/4(月)-9(土) 七夕祭り展
地球堂ギャラリー：東京都中央区銀座8-8-6 銀栄ビル2F
◆ 7/31(日)-8/7(日) マイティサミット ArtQ展
岩崎ミュージアム：横浜市中区山手町254
◆ 8/11(木)-21(日) レディ画家展
Future Design Gallery Uluru ：横浜市中区北中通3-34-2キクシマ関内ビルB1F
◆ 8/29(月)-9/4(日) アポジキックvol.3
みつい画廊：横浜市中区吉田町5-1
第39回「あらたま展」！
第39回目を迎えた「あらたま展」が、
今年も小田原市栄町にある飛鳥画廊で5月18日（水）〜23日（月）まで開催された。
参加者は絵画・彫刻グループ「あらたま」創設中心メンバー清原太郎さんを筆頭に加藤恭夫さん、高井正二さん、木下泰徳さん、立花佳子さん、長南康子さん、廣岡義友さん、住谷重光さん、住谷美知江さん、古屋隆士さん、篠裕子さん、宮島永太良ら12名に故里見敏郎さんが加わった。
展示作品は計33点、周囲の新緑が美しい飛鳥画廊は例年以上に明るい雰囲気で多くの来場者を迎え入れていた。
「楽園」を出品した宮島永太良は、「今回は事情があり、会期中に在廊できたのは最終日だけになってしまいました。
しかし、数十年ぶりに中学時代の恩師にお会いすることもできたし、会場に入って見た清原さんの『布袋さま』や住谷重光さんの『窓辺の光』など、新境地を感じることができる作品が多く刺激を受け、お亡くなりになった里見さんの作品からは生前の多才さが漂って来る様でした。 また、その横に私の作品を並べていただけたのは嬉しかったですが、こうして会場を眺めていると、里見さんが今にもフラッと入って来る気がします。」と、優しそうに微笑んだ。
爽やかな風は次のステージへ‥
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