Eitaroh Miyajima

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ピアニスト　小倉まこさん登場♪　後編

◎小倉まこ（おぐらまこ）さんプロフィール

まこさんが音楽との関わりを語ります♪

宮島通信編集部（以後・Q）：後半もよろしくお願いします。 　ところで、音楽大学卒業後、まこさんの進路は？
小倉まこさん（以後・A）：神奈川県下の楽器店に入り、音楽講師として教え始めました。

Q ：ピアノを教えたのですか？
A ：ピアノと電子オルガンです。ピアノは何も問題なかったのですが、電子オルガンは、ほとんど未経験だったので、かなり勉強しました。

Q ：どのような勉強ですか？
A ：電子オルガンを演奏するには、楽譜だけでなくアレンジやコード進行を理解していないとダメなのです。 　それに電子オルガンだと、金管楽器、木管楽器、ドラムやパーカッションなど様々な楽器の音が出せるので、多くの種類の楽器の勉強をし、当時は毎年、コンクールに出場していました。 　その経験があったからこそ、現在の遠峰あこちゃんのライブや、他の音楽活動にも役立っています。

Q ：では、現在もピアノと電子オルガンで音楽活動を？
A ：今は基本的にピアノでクラシックやポピュラー、ジャズを教えています。 　電子オルガンは補助的に使っている感じです。

Q ：何故ですか？
A ：10年以上前の出来事です。 　ある夜、ジャズのライブハウス「横浜エアジン」でピアニスト / 市川秀男さんのライブを聴き、「なんて凄い音を出すピアニスト♪　ジャズって面白い！」と衝撃を受けると同時に、電子楽器の限界も感じ「やっぱり生の楽器にはかなわない」と思い、速攻その日うちに市川さんに弟子入り、アコースティックの世界に帰りました。

Q ：まこさんは決断すると、いつも動きが早いですね。 　しかし、陸上競技と電子オルガンではかなり意味が違いますが、また生ピアノを選んだワケですね。
A ：結果的にはそうなりますが、私にとっては、どちらも無駄のない有意義な経験でした。

Q ：紆余曲折しながら継続しているピアノ / 音楽の魅力とは何でしょう？
A ：魅力ですか…、弾いているとイメージが膨らむからかな、絵を描くこと同じかもしれませんね。 　私自身、演奏する時に風景や絵画を想像することがあり、知らぬ間にその気持ちが音を通じて多くの人々の感性に刺激を与えているのかもしれません。 　だから、子どもなら情緒豊かになるし、音楽によって何かが生まれる感じもしますしメンタル面にシンクロする気がします。 　つまり、自分の気持ちが曲に入って行くし、逆に曲から自分に与えられるものもある。 　だからこそ、音楽とか絵は昔からあり、娯楽と言えば娯楽だけれど、人間にとって凄く大切で必要なものだと思います。

Q ：聴衆だけでなく、演奏者にもイメージを与えるのですか？
A ：はい、そう思います。 　ただ、演奏時は良い緊張感を常に持ち続け、自己満足だけにはならないようにしています。 　うまい人はたくさんいますが、「こういう感じで聴かせてくれる、この人の演奏が好き！」って言われたら、私は最高ですね。

Q ：演奏と言えば、4月5日に大さん橋で行われた「花まつりコンサート」は、いかがでしたか？
A ：アラメヤ会で知り合い、マルタの曲のアレンジで接していた宮島永太良さんに誘われ、アルトサックスの白庄司孝（たかっちゃん）さんとデュオで出演しました。 　当日は小雨が降る悪条件でしたが、たくさんのお客さんが入ってくれ、ホールも音の返しが良く、サックスも効果的に響いて、PAのケンちゃんも頑張ってくれたので、個人的にもかなり出来の良いコンサートになりました（笑）。

Q ：次回の「花まつりコンサート」もタイミングさえ合えば出演していただけますか？
A ：楽しい催しでした。 　是非また演奏させていただきたいですね！ 　お釈迦様の誕生を祝う「花まつり」を大事にしたいし、コンサートの最後、たかっちゃんの歌の時には手拍子まであり、雰囲気がすごく良かったので、次もチャンスがあれば違う曲を用意して出たいですね。

Q ：最後の質問です。 　多くの人はリラックスする時、音楽を聴くそうですが、まこさんはいかがですか？
A ：音楽は仕事にしてしまったせいもあるのか、聴いていると色々考えてしまってリラックスできなかったりするんですよ。 　実は私は子どもの頃から本の虫で、学校の図書館の本も半分以上読み、気に入った作家を飽きるまで読み続ける本好きなんです。 　特に今はミステリー（笑）。 　
だから、時間が許せばページを開き、ひとりの世界に浸りたいですね。

Q ：今日は、ありがとうございました。 　これからもよろしくお願いします♪