Friends : 友達
Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎回、親しい視線と言葉で宮島の実像に迫ります。
9〜10月は2ヶ月連続でアートプロデューサーの伊藤勝代さんが登場。
9月は美術の仕事と宮島永太良との出会い、10月は日本橋丸善の個展について語ります。
◎伊藤勝代(いとうかつよ)さんプロフィール
熊本県菊池市出身。 11月09日生まれ、蠍座、AB型。 15年以上、美術の仕事に関わり、2009年9月独立。 現在、Art Tempo −美術時間− を主宰、アートプロデューサー。 月1~2回のペースで美術の催事を関西中心に日本各地でプロデュース、東奔西走の日々。 今秋、丸善日本橋店で開催される宮島永太良個展もプロデュース。 |
◎美術の仕事と宮島永太良との出会いについて語ります。
Q:何時頃からアートの仕事を始めたのですか?
A:この世界に入ったのは90年代中頃です。 それ以前から、売り上げの数字に対するチャレンジ精神があり営業・物販が好きでした。
だから、20歳頃に熊本から大阪に出て来て美容部員、宝石、不動産業等、数字が出る仕事をしてきました。
Q:それが何故、アートの道へ?
A:女友だちの関係で不動産業に12年間も勤めてきましたが、私が本当に就きたい仕事ではなく満足していませんでした。
当時、商談で『あそこは地形が良くて、別嬪さんや!』等の言葉が交わされていましたが、目に見えるのは土地だけ、決して美しいビジュアルとは言えず、私はピンと来ませんでした。
ただ、不動産業で良かったのは仕事でアンティーク家具を扱うことができたことです。
それもきっかけになり、美術の世界へ転身。 あれから15年以上が経ち、アートプロデューサーが私の中で最も長い仕事になってしまいました。 きっと、現在の仕事が私の天職なのでしょうね。
Q:仕事の魅力は?
A:まず、美術品の良いもの、美しいモノに携わることができるのは、精神的にとても有意義で心躍ることもしばしばです。
Q:絵に対する興味は?
A:個人的には印象派が好きですが、私自身で魅力的な作家を探し、個展を企画開催して、それでお客様に喜んでいただけたら、より嬉しいですね。
Q:美術品は売れますか?
A:お客様と接しても価格的には不動産より安く、視覚的にも美しいですから、無理なく売れます。また、私としては土地を売っているよりはるかに楽しいです。
Q:水を得た魚の様になった伊藤勝代さんが宮島永太良さんと出会ったのは?
A:記憶が不確かですが、1999年頃だったと思います。
Q:どんなタイミングでした?
A:関西在住のフランス人フラワーデザイナー、フランソワ・ガルニエさんと画家の藤本芽子さんと宮島永太良さんが、大阪の心斎橋と湊町で2度の三人展を企画開催したときに担当として初めてお会いしました。
Q:宮島さんの第一印象はいかがでした?
A:お会いする前にポストカードサイズの「新幹線とお弁当」の絵を見て、新幹線に乗るとすぐにお弁当を食べる私としては、作品からとても純粋な感じを受けました。
ただ、最初は不思議な絵だと思いましたよ。 でも、作品は見ているうちに親しみや愛着が湧いてきます。
そこが魅力ですね。宮島さんご本人も作品同様に純粋で礼義正しく、その姿勢はお会いしてから現在まで何も変わりません。
ただし、作品発表に関してはご自分の考えがしっかりあり奥行きがあり、作品に対する思いを一所懸命にお話してくれたのが印象的でした。
Q:3人展の様子を教えてください!
A:心斎橋は長方形、湊町は正方形で共にゆったりしたスペースの会場でした。
立体作品もあったし、フランソワさんが葉っぱで額縁を作ってくれたりして、3人が思い思いに展覧会を楽しんでいました。
取材もあり、メディアからも注目され、グッズ販売もありました。
Q:グッズ販売?
A:そうです。宮島グッズで忘れられないのは、あの新幹線やお弁当のキーホルダーもあり、かなりの人気でした。
楽しい仕事の思い出です。 とにかく、これかもアートプロデューサーとして笑顔の多い展覧会を催して行きたいですね(笑)。
今日はありがとうございました。
次回も宜しくお願いします♪
◎ワンフレーズコラム
ひとり娘でサポーターの伊藤晴美さんが、母、勝代さんを語る♪
私が物心ついた頃から、母が寝転んでテレビを見ている姿を見たことがありません。 気が付けば、いつも朝から晩まで働いていて本当に働き者です。