☆ 名言迷路 卍 迷言名路 ☆ 宮島永太良
このページでは、私が今までに聞いて興味をもったワンフレーズを紹介し、
それを考察しようというものです。
史上言い継がれてきた諺、偉人の言葉から、
著者の周り近所の人が発した言葉まで様々ですが、どれもこの世の中に暮らす人にとって、
何らかのヒントになるのではないかというものを挙げています。
〇 良い仕事をするための「あ、い、う、え、お」
最近、講演会や勉強会に顔を出すことが多いが、そんな中、大変ためになる言葉をたびたび耳にする。 タイトルの言葉はそうした縁の中で知ったものである。 仕事をしている人は誰でも「良い仕事」をしたいと思うだろう。 そのためには、以下の「あ、い、う、え、お」→「あん、いん、うん、えん、おん」を守ることが基本である。 そんな意味の言葉であった。
まず「あん」=「案」。
普段からいろいろなアイデアを磨いておくことは、急な仕事にも役立つことがある。
自分自身で思案することも大事だし、人から聞いた話、本を読んで知った話などももちろん重要で、それらを総合的に応用できてこそ、まずは良い「案」が生まれるものだ。
そうした意味でも普段からアンテナを広げ、人の話には耳を傾け、読書などの機会を増やすことは重要だろう。
次に「いん」=「因」。
「因む」(ちなむ)という漢字でもあるが、「原因」「起因」など、何かのおおもと、始まりのことを意味する時にも使う。 普段から練っていた案も、ただ、持っているだけでは実用化しない。 何かの「起因」として導入して、一歩進めることにより、初めて生きてくるのである。 あるいは英語の「in」でも意味は、通じてしまうかもしれない。 自分の持っているアイデアを出す「機会」を、見極められるかどうかは重要である。
次に「うん」=「運」。
アイデアがあり、何かの機会にそれを乗せたとしても、そこで巡り会わせが、うまくいかなければお蔵入りになってしまう。
ある程度、運気が向いて来なければ、やはり仕事として成立していかない。
ではどうすれば運は向いてくるのか。
次の「えん」=「縁」である。
生きている限り、人とは必ず縁があるものだ。 良い方向に導いてくれる人との「縁」があれば、自分の仕事も良運に乗っていく。 身の回りにあなたの人格や考えに共鳴してくれる人、そしてそれを推すだけの力がある人はいるだろうか。 そうした人が多ければ、成功への道は近づいてくることすることだろう。
そして最後に「おん」=「恩」である。
仕事が成功した暁には、道を開いてくれた人、天の恵んでくれた良運に対して感謝の気持ち(恩を感じる)を持つことが大事である。
成功はしたのは自分の実力と思い込み、まわりの誰にも感謝の気持ちを持たなかったら、協力してくれた人も、すぐに離れていってしまうだろう。
人は常に、助け、助けられているのだから。
以上が、良い仕事をする上での「あ、い、う、え、お」→「案、因、運、縁、恩」である。
これらを頭の片隅に置いておくだけでも、明るい未来が開けそうな気がしてならない。
宮島永太良