TOPRoad : つれtakeロード

Road : つれtakeロード

好評連載!
 この企画は、日常生活を離れた宮島永太良が気ままに小さな旅をします。
そして、その様子を写真と文で紹介して行きます♪

第2回:鶴見線 − 全始発駅制覇 −

鶴見線とは、
横浜市鶴見区の鶴見駅から川崎市川崎区の扇町駅までの本線。
横浜市鶴見区の浅野駅から分岐して海芝浦駅までの支線。
神奈川県川崎市川崎区の武蔵白石駅(運転上は安善駅)から
 分岐して大川駅までの支線。
以上で構成されるJR東日本の鉄道路線、支線を含む営業キロは9.7km。

 8月下旬、厳しい暑さが残る午後2時半過ぎ、鶴見駅構内にあるふたつ目の改札を抜け、鶴見線ホームで電車の到着を待っていた。  「初めて鶴見線に乗ったのは、確か15年前です。それ以前からあるのは知っていましたが、神奈川県内の全鉄道路線を制覇した時の最終路線でした」と、宮島永太良は、汗を拭きながら語った。

鶴見駅構内

 最初の下車駅は、鶴見駅からひとつ目の国道駅。  昭和5年の駅誕生時、国道(現在は国道15号)が目の前を走っていたからシンプルに名付けられたそうだ。  また、宮島は今年に入ってから、横浜散歩の途中、何気なくこの国道駅から乗車して、再び鶴見線への興味が湧いたとか。  「鶴見駅と国道駅は、アールデコ風と評されています。屋根や通路の曲線が、そう呼ばせるのかもしれません。  先日、国会へ行く機会がありましたが、何処か雰囲気がこの駅に似ています。  そして、閉鎖空間に一軒だけ残っているヤキトリ屋さんは営業中なのかな?  ちょっと寄りたいですね」と、語った。

アールデコ風の鶴見駅と国道駅

 次は、海を真横に感じられ開放的な海芝浦駅に到着したが、この駅に乗降できるのは隣接した企業の関係者だけ。  しかし、その企業の好意で、海に面した「海芝公園」が造られて来訪者を心優しく迎えてくれる。  「初めて15年前に訪れた時、名まえは知りませんが、可愛いアイドルが撮影をしていました。  ここは本当に首都圏とは思えない光景ですが、今も昔も大きな変化がなく、ゆったりした気分になりますね。 

海芝浦駅

季節さえ良かったら、海芝公園でもっとノンビリしたいです」。 

海芝浦駅で 鶴見線

 昔懐かしいベンチのある浅野駅と浜川崎駅で乗り換えて扇町駅へ到着。 喉も乾き小腹も減るが、駅近くにコンビニ等はなく、自動販売機で炭酸飲料を購入。「扇町駅付近は想像より目を惹く場所がありますね。 あの旅館と食堂の店名の書き方が気になります。 何か意味があるのかな?」と、宮島は首を傾げた。

宮島永太良 扇町駅からの眺め

 安善駅で23分間待ち、乗り換えて最終目的地の大川駅を目指す。車内に客の姿がほとんどなく、夕陽が遠慮なく射し込んでくる。 「初めて鶴見線に乗った時、作品制作のインスピレーションをたくさん貰いました。 時間経過のせいか以前と少し対象物との距離感は異なりますが、今回も良いイメージが心に入って来ました」。

安善駅

 5時過ぎ、大川駅に到着、3時間弱で鶴見線全始発駅制覇を終えた。 

宮島永太良と鶴見線

 「この時間帯、国道駅のヤキトリ屋さんが気になります。 寄って行こうかな…」。

 
Photo by Sekikobo
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