宮島永太良、第10回目の「花まつり」を語る！
宮島永太良自身がプロデュースし、今回で記念すべき第10回目を迎える「花まつり」。
昨年まで一会場だったが、今年は東京と神奈川、合わせて四会場での開催が決まった。
新たな試みも加わっての「花まつり」開催、それを継続する宮島に思いを聞いた。
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編集部（以後・Q）：
いよいよ、今年もアートイベント「花まつり」の季節到来です。
今のお気持ちは？
宮島永太良（以後・A）：
昨年までは流れにのってやってきました。
しかし、第10回目を迎える今年は、突発的で新たな催しを始める気がします。
「花まつり」開催主旨は何も変わりませんが、展開の仕方は、昨年末に銀座で行った「年末アートまつり」を繋いでいる気がします。
Q ：今年は四会場での開催と聞いていますが？
A ：以前からアートイベントを行う場所は画廊や美術館だけでなく、街中でも良いと考えていました。
それで、前から横浜/黄金町にあるスタジオに興味があり、そこを借りる手続きをしたら、タイミングよく「花まつり」の期間に合ったのと、昨春、シンガーングライターの政岡玄さんの縁で黄金町を流れる「大岡川の桜祭り」に参加。
かなり楽しくて有意義な体験ができたので、今年は、それを借りたスタジオをベースに、アーチスト仲間と共有したくなったのも会場を決めた理由です。
まるで「花まつり」が、横浜へ出張して来た感じです（笑）。
Q ：そう言えば、以前のお話で横浜/黄金町は、永太良さんにとってラッキーポイントだと聞きました。
A ：そうです。
昨年は横浜在住のアーチスト/ ロコサトシさんやアコーデオン歌手/ 遠峰あこさんにもお会いしました。
あこさんは、その前、日ノ出町でお見かけしましたが、祭りの黄金町での再会は嬉しかったです。
また、ロコさんの時は、彼を慕ってアーチストを志したAKIRAシモンさんも偶然一緒で、私は友人の喜ぶ姿が見られて、とても嬉しかったです。
Q ：新たな会場のことも加えて、いま考えていることを教えてください。
A ：これまでの会場は、屋内がほとんど。
しかし、黄金町のスタジオは道路に面し、大きな窓があります。
また、桜祭りの期間中なので、花見と作品鑑賞が同時に楽しめるワケです。
ただ、本来の「花まつり」は4月8日ですが、黄金町は、諸事情でその日を含められないことは大目に見て欲しいです。
Q ：「なよたけ」さんは、いかがでしょう？
A ：「なよたけ」さんには、以前から色々な面でお世話になっていて、今年に入りオーナーの小高嘉照さんに何気なく「花まつり」の話をしたら、「じゃ、ウチでもやりましょう！」と即決しました。
その上、以前から「なよたけ」さんで、決まっていた千樹さんの個展までプログラムに加えてもらって良いと言われ、それで今年の「花まつり」は、3月19日から始まりました。
Q ：トントン拍子ですね。
A ：はい（笑）。
また昨春、私のプロデュースした個展を開催した大阪在住のイラストレーターの出水翼さんの参加が決まっているのも個人な楽しみのひとつです。
Q ：永太良さんは全会場で作品展示をするそうですが、全てを巡りますか？
A ：量の差はありますが、全会場へ出品します。
中でもミーツギャラリーでは、「大岡川桜祭り」のテーマソングを作った政岡玄さんと、そのCDアルバムを描いた私のコラボ企画を行う予定です。
内容的には、玄さんの音源と私の絵の組み合せを試行しています。
また、会場巡りは時間が許す限り行うつもりです。
加えて、トラットリア・マルタでもミーツギャラリー出品者の一作品展示を考えています。
Q ：全体を通してのテーマはありますか？
A ：ミーツギャラリーは一応「花」がテーマですが、昨年までの様なテーマ、今年はありません。
敢えて言えば、「初心に戻る」かな。
Q ：やはり、「花まつり」も新たな段階に入ってきたワケですね。
では、最後に読者の皆様に向けてアピールをお願いします。
A ：第1回目から変わらずに言っていることです。
私たちの「花まつり」は、キリスト降誕日を祝うクリスマスの様に、もともと仏教国である日本で「仏陀＝釈迦」の降誕、4月8日をアートで祝おうと2004年春に始めました。
でも、内容的にも難しいアートではなく、アートを身近に感じ、楽しんでもらえれば良いのです。
そして、今年はうまい具合に会場が複数になりました。
それぞれの皆様の近い会場にお越しいただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
今日は、ありがとうございました。