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Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎回、親しい視線と言葉で宮島の実像に迫ります。


◎ 神奈川方面での作品発表が多かった画家のみずこしふみさんが、
  東京銀座での初個展を今夏開催。  個展会場で、絵との関わりを聞いた。

みずこしふみ さんとカメレオンの作品
 

◎みずこしふみ さんプロフィール

みずこしふみ さんspace
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画家。
出身保育園の姉妹園で子どもたちに絵の楽しさを伝えている。
また、音楽バンドとコラボしたライブパフォーマンスも展開。
神奈川県藤沢市出身。
1980年6月15日生まれ、A型 、双子座。
姉兄がいる3人兄弟の末っ子。
高校卒業後、創作活動に携わる。
2001年、鎌倉で友人と二人展を開催、初めて作品発表。
以後、神奈川を中心に創作活動。
2011年、グループ展『花まつり』に参加。
2012年8月、銀座のギャラリー Kanonで個展開催。
 

みずこしふみ さんへのインタビュー

ギャラリー Kanon サインボード

編集部(以後・Q ):
初めての銀座での個展、オメデトウゴザイマス。  
今回の展示作品は全部で何点ですか?

みずこしふみ さん(以後・A ):
大好きなカメレオンをモチーフに1ヶ月の間、毎日違う絵を見られることを意識して、31枚の作品を展示しました。

Q:作品は、直接木製パネルに描いているのですか?
A:そうです。  布キャンバスにはほとんど描いていません。

Q:たくさんのカメレオンたちは、どの様に描いたのですか?
A:直接見たこともありますが、実物を観察するより図鑑を見て、自分の頭の中でイメージを膨らませて描きます。  あの子たち、目や体の動きがユニークで独特。  だから、想像して筆を持つのは、楽しいです(笑)。

Q:他のモチーフを描く時は?
A:例えば、旅をする時に念のためにスケッチブックを持って行きますが、描いた記憶はありません。  いつも現地に思いっきり飛び込み、ひたすら遊び、飲み食べ笑い、スナップ写真を撮って、全身で記憶。  2011年秋に行ったスペインもそうでしたが、旅を終えて自宅に戻り、イメージを五感で咀嚼してから、描きます。  それが私の創作リズムかな。

みずこしふみ さん と 宮島

Q:出来上がりに関しては?
A:私の絵を見た人が喜んでいるのは嬉しい。  自作品に関しての自分の評価は、『これ好き!』と『これどうだろう?』のふたつだけで、『嫌い』はありません。

Q:それは良いですね(笑)。  
では、改めてお聞きします。  
何時頃から絵を描き始めました?

A:保育園の頃、園にお絵描き教室があって、絵が好きと言うより、そこで教えていた先生がとても気に入り、描き始めました。

Q:どんな先生でしたか?
A:人柄がスキ!  外見は、ヒゲを生やして優しそう、私は幼い頃から親しみを込めて『ヒゲ』と、呼んでいました。  家族以外に生まれて初めて信頼して話ができるオトナに出会った気がしました。  先生は保育園だけでなく他にも教室があり、基本的に教えていたのは小学生まででしたが、私は、特殊なケースで高校卒業まで、そこに顔を出していました。  確か先生は東京芸大の油絵を卒業。 大好きな方でしたが、残念ながら、私が美大受験の予備校に通っている頃に他界されました。

Q:先生は、どんな絵を描いていて、何を教わりました?
A:シルクスクリーンもやっていましたが、先生が描いていたのは、ご自分の子どもさんとか、お花とか、温かい作品。  絵についても、私が幼い頃から二人でたくさん語り合いました。  でも今は、不思議なことに話した内容については思い出せません。

みずこしふみ さん

Q:そうですか。  でも、私の勝手な解釈ですが、その時の言葉は、みずこしさんの心に宿り、創作活動に影響を与えていると思います。  加えての質問ですが、美大を目指した時期があったのですね。
A:はい、予備校に3年間通いました。  そこで、また素晴らしい出会いもありましたが、受験勉強はもうやる気がなくて、社会に出て自分自身で創作活動をする道を選びました。  そして、鎌倉での最初の二人展に繋がります。

Q:二人展では何が?
A:その展覧会に出身保育園の理事長さんが見に来てくれ、ヒゲ先生の様に子どもたちに絵を教えて欲しいと頼まれたのです。  ヒゲ先生のすぐの後任ではなく、間に一人挟みましたが、お受けしました。  あれから10年以上経ちましたが、今も子どもたちと一緒です。

Q:創作面から考えると、みずこしさんはヒゲ先生をはじめ、周囲のオトナに恵まれていますね。  さて、今日最後の質問です。  今後、どんな絵を描いて行きたいですか?
A:これまでは分からなかったけれど、最近になり、自分の創作目的が心の中で繋がって来ました。  私は、子どもの笑顔が世界で一番大切だと考えています。  だから、その思いを筆に託し、描き続け、絵を通して世界中の人々に伝えて行ければ最高です♪

どうもありがとうございました。
次回は、みずこしさんの地元、藤沢でお話を聞かせてください。
宜しくお願いします。

◇ これからのみずこしふみさん作品展示予定

・第3回ブルーブルー展
場所:東京都中央区銀座5-3–12壹番館ビルディング4F
ギャラリー・しらみず美術  ☎ 03-3575-0013
日時:8/30(木)〜 9/4(火)12:00〜18:30
初日14:00〜/最終日〜17:00 
グループ展:1点出品

・ブルーブルー小品展
場所:東京都中央区京橋2-11-9 西堀11番地ビル2F
四季彩舎 ☎ 03-3535-2131 http://www.shikisaisha.com/site/ ►
日時:9/10(月)〜 9/15(土)
グループ展:1点出品

・みずこしふみ個展
場所:神奈川県横浜市中区石川町1-54-5
ギャラリーアスレ http://www.athle.jp/ ►
日時:10/8(月)〜 10/14(日)

写真 / 文  関 幸貴
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