Friends : 友達
Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎回、親しい視線と言葉で宮島の実像に迫ります。
◎ 今夏、ニューアルバムをリリースするヒロミ・キクオカさんが登場!
◎ヒロミ・キクオカさんプロフィール
本格的ボサノヴァを得意とするシンガーソングライター。 福岡県福岡市出身。 8月6日生まれ、A型。 10歳からクラシックバレエ、生田流琴を習う。 15歳から声楽を学び、主にイタリア歌曲を歌い、音楽大学卒業後に上京。 ボーカリストのかたわら長身を活かし、スチールモデルとしても活躍。 その頃、ブラジル音楽のボサノヴァと運命的な出会いをして本場ブラジルへ渡航。 現地ミュージシャンとのセッションも経験。 1996年からポルトガル語で歌うボーカリストとしてコンサート、ライブハウス、CMソングなど多方面で活動。 2002年ソニー・ジャパン・インターナショナルから、アルバム「リンダ・フロール」でメジャーデビュー。 2003年2ndアルバム「キ・ボン」をリリース。 以後、ソニー・コンピレーションアルバム「イマージュ」「BOSSA NOVA TIME」などに参加。 現在は日本語、ポルトガル語での作詞と作曲も手がけ、ライブを中心に活動。 |
ヒロミ・キクオカ さんへのインタビュー
編集部(以下 Q ):
宮島永太良さんとの初めて出会ったのは?
ヒロミ・キクオカさん(以下 A ):
2003年頃、タモリさんが関係している新宿のライブハウス「JAZZ SPOT J」でした。
確かそこで宮島さんが個展を開催。
期間中に私のライブがあり、オーナーの幸田稔さんに紹介されました。
第一印象は、『少年の心を持った人』だと思いました。
Q:どうして?
A:私は幸運なことに会うと同時に宮島さんの個展が見られ、絵には詳しくないけれど、どこかピカソを彷彿させる抽象作品から、大人にはない純な心を感じたからです。
Q:以後のお付き合いは?
A:ボサノヴァ好きの宮島さんがライブを聴きに、私は個展を見に行き、たまに銀座を覗きます。
そうした感じかな。
Q:どんな会話を?
A:笑いを交えた他愛もない話です。
個展会場では、『この絵はボサノヴァのスタンダード“デサフィナード”のイメージで制作』、『あの作品の制作動機は…』とか、展示作品のお話に終始。
ライブでは『3曲目が…』と、お互いの表現が話題になります。
たまに歌いながら宮島さんをさり気なく見ると、歌からイメージを得て、心底楽しんでいる様子が窺え、『やっぱり♪』と、妙に納得することがあります。
Q:思い出があれば…
A:かつては個展だった「花まつり」の会場、代官山にあった「Jトリップアートギャラリー」で、生バンドをバックにライブを行いました。
宮島作品と私のコラボレーションでしたが、違和感なく自然に歌えたのがとても印象的でした。
絵と歌、表現領域は違いますが、作るときの葛藤はどこか似通っていると思います。
加えて、宮島さんが書く文章も好きです。
だから、私が作詞をするのに詰まったとき、宮島さんの文章をコピーして、貰ったことがあります。
Q:10年近いお付き合いになりますが、宮島さんのイメージに変化は?
A:基本は変わりませんが、私に似ているところがあると気付きました。
それは、ふたりとも表現行為に身を委ね、見た目はノンビリだけど、内に熱い思いを抱いて独自の世界観を持ち、お笑い好きで芸人心を持っている点です。
私のMCも宮島さんの呟きも面白いですよ(笑)。
Q:キクオカさんの宮島永太良さん像は?
A:芝居がうまい役者さんです。
演出家次第で激しい役、優しい役、色んな役柄を演じられる力があり、その姿は魅力的で刺激を受けます。
色んな役と言えば、昨年末には宮島永太良さん原作の絵本「マルタの冒険」も出版。
やはり多才ですね。
絵本も拝見しましたが、内容から普通のオトナなら忘れてしまう大切な幼い心が垣間見え、宮島さんらしさを感じました。
Q:そう言えば、今夏キクオカさんもニューアルバムを発売するとか?
A:はい。
タイトルは、「Café da praia(ポルトガル語で「海辺のカフェ」の意味)」で、8月22日(水)にリリースします。
内容的には、これまで日本にはなかったブラジル音楽のエッセンスがたっぷり詰まっています(笑)。
では、次回はニューアルバムについてお聞かせください♪
*ヒロミ・キクオカさんは、月刊宮島永太良通信創刊号に「菊丘ひろみさん」で登場しています。