デザイン・フェスタにアニメのマルタが登場!
良く晴れ上がった5月12日(土)と13日(日)の2日間、お台場の東京ビッグサイトで行われたアートイベント、第35回デザイン・フェスタでマルタのアニメーションが流れた。
デザイン・フェスタ(略称:デザフェス)は、オリジナル作品であれば無審査で、誰でも参加する事ができる世界的なアートイベント。 プロ、アマチュアを問わず、『自由に表現出来る場』として1994年から春秋年2回のペースで始まった。 今回も年齢や国籍・ジャンルを問わず、あらゆる分野で総勢10,000人近いアーティストが出展。 会場は、絵画の実践からイラスト、写真、書、映像、ダンス、コスプレ…、展開される表現は数えきれない程多岐に及び、たくさんの来場者を楽しませた。
宮島永太良自身も2007年秋に一アーティストとしてデザフェスに出展した経験があり、5年ぶりに自作品マルタを公開。 約5分のアニメーションは、4階会場のシアタースペースで1日4回、2日間で合計8回流された。 いつも以上に大きな画面に映るマルタは迫力があり、仲間と共に可愛さ全開で足を運んだ観客の注目を集め、多くの微笑みを誘った。
アートイベント第9回『花まつり』 〜飛翔〜 を多面的にルポ♪
3月28日(水)から4月8日(日)まで2日(月)の休廊日を除いて11日間、銀座のJトリップアートギャラリーで第9回目のアートイベント『花まつり』が開催された。
今回のテーマは、〜飛翔〜。
出品アーティストは、小高嘉照(陶芸)、関幸貴(写真)、
武市斉孝(水墨画)、Yuko Umehara(絵画)、服部憲明(イラストレーション)、岡西佑奈(書)、
宮島永太良(絵画)の7名(敬称略)。
全て表現ジャンルが違う作品だったが、テーマに沿った意図が垣間見えて全体的に調和、会場内は終始落ち着いた雰囲気を醸し出していた。 だが、会期中に行われた実験的な音楽ライブ等のスペシャルイベントが3種行われ、何時にも増して熱い視線が集まった。 そのユニークな催しを時系列で紹介する。 なお、会期中の収益の一部は『マルタ募金』を通じて、東日本大震災被災者の義援金となった。
『アート夢ぽけっと』 アーカイブ上映会
上映会は、3月30日と4月6日の両金曜日、19時から2度行われた。 宮島永太良も制作に携わっていた伝説の美術番組『アート夢ぽけっと』が放送終了して半年を迎えた今、改めて番組を見直した。 上映したのは各日、3番組。 共に映像を見ながら、数年前であるにも関わらず出演者の若さを再認識。 また、今回の『花まつり』の出品者小高嘉照さんや武市斉孝さんが登場した回では、鑑賞者が納得する表情が見て取れ、実り多いイベントになった。
その好反響から、アーカイブ上映会は独立したイベントで今後開催される可能性もあるとか。
今後の動向が楽しみだ!
音楽ライブイベント『JOY POP SCRAMBLE in 花まつり』
ミュージシャン田村JINさんプロデュースによる音楽ライブイベント『JOY POP SCRAMBLE in 花まつり』は、会期中最初の土曜日、3月31日16時から20時まで行われた。 この日は風雨の強いあいにくの天候で4時間の長丁場だったが、例年とは違う声と音楽が会場内に響き、これまでにない空気感を作り出した。
出演者は、田村JIN(アコースティック弾き語り)、αube(おーぶ)(男女デュオ)、宮澤由衣(ピアノ)、田中誠一(漫画家,作家を兼ねたミュージシャン)、HIDE(キーボード)、ティダ(沖縄の二人組)、秋野夏子(役者とピアノの女性デュオ)らミュージシャンと詩の朗読を行った柿原智恵子の8組(敬称略)。
内容的には、7名の出品者のイメージを7組のミュージシャンが、それぞれの担当を決めて自分の音楽で表現すると言う画期的なイベント。
出品者、ミュージシャン共にあまり体験したことがない試みだったが、この経験を得、次の糧にしている様で、田村JINさんが、『機会があれば、また挑戦してみたい!』と、語ったのが印象的だった。
『花まつりパフォーマンスイベント』
今年も万城目純さんプロデュースによる『パフォーマンスイベント』が、4月7日(土)の19時から行われた。 内容的には和・洋・コンテンポラリーなど、多方面の表現様式にわたったアーティスト、舞踏家により、それぞれ4度のパフォーマンスを展開。 例年以上に観客の熱い視線を集めた。出演者は、万城目純(舞)、早乙女和完(三味線)、今井尋也(鼓)、西村香里、くわはらみちこ、深田忠弘(ダンス)、久世龍五郎(舞踏)、circustik orchestra(演奏)*敬称略。
加えて、パフォーマンスが始まる前にマルタが登場、
会場と階下のレストラン『トラットリア・マルタ』で多くの微笑みを誘った。
最後に、『花まつり』今年の成果と来年の抱負を総合プロデューサーの宮島永太良に聞くと、「今年の出品作家で年齢的には私が下から2番目。
それに加えて経験値の豊かさも影響、全体的に落ち着いた感じの『花まつり』になり、良かったと思います。
また、新たな行ったミュージシャンとのコラボレーションには次の可能性、パフォーマンスにも新たな息吹を感じました。
今年を受けて、来年は10回目を開催予定ですが、内容については熟考あるのみです」と、笑顔で語った。
来年が待たれる!
(*文中敬称略)