“ビューティボランティア”とマルタの被災者支援に同行取材!
◇午前・名取市会場
1月27日(金)深夜、東京を出たバスは20名のスタッフとマルタを乗せ、予定より早く翌朝8時に名取市美田園第二仮設住宅に到着。 集会場での準備に時間があったので皆が車内待機。 午前9時前、三方に窓がある明るい集会場で仙台からのスタッフも含めて、準備がスタート。 今年になって初めての活動だが、手早くセッテイングが終了。 それを待っていたかの様にふたりの女性客が来場、いよいよ午前中2時間の“ビューティボランティア”が始まった。
そうこうするうちに、集会場はお客様とスタッフでいっぱいになり、鏡を見ながら、女性らしくあちらこちらで話の花が咲いている。 さり気なく耳を傾けると、震災にも触れているが、プロにヘアーメイクをしてもらっているせいか、日常的な明るい話題で優しい表情をたたえる方が多かった。 また、ネイル、ハンドマッサージ、健康相談や健康ドリンクの提供もあるので、寒い土曜日の半日を過ごすのにもってこいの雰囲気。 笑顔の似合う参加者、鎌田富江さんが、『化粧してもらい、写真まで撮影してもらって気分がとても良い』と、語った言葉が胸に残る。 そして、会場内を何度となくマルタが少しずつ歩を進める。 耳が長く姿は大きいけれど、可愛い表情が14名の参加者の笑顔を誘った。
その和やかな場に、突然7〜8名の警官隊が来場。 聞けば、大阪府警の機動隊の隊員で約2週間この辺りを警備していて、これまでの各県警が残して行った寄せ書きの色紙を確認しに来たと言う。 この光景を見て、『気は優しくて力持ち』と、日本中の多くの人々が被災者を支援する気持ちを実感した。
◇午後・亘理町会場
スタッフはコンビニで買った昼食を車内で終えた午後1時、28日2番目の会場、亘理町の休館仮設住宅に到着。
いつもは、一ヶ所でのボランティア活動だが、この日は特別で2会場は初体験。
多くの女性たちが鏡に向かい始めた頃、突然、太鼓の音が響いた。
外を覗くと、大きなトラックが集会場の前に停車。
荷台には、大きなお神輿が積まれていた。
何でも、津波で海水の被害に合ったけれど破損は免れ、今日、修理のため遠方に運ばれるとか。
集まっていたご婦人たちが、お神輿に向かい手を合わせている姿は印象的だったが、同時に小学生の子どもたちも大集合。
そして、そこへマルタの登場で、付近のテンションは一気に上がり、屋内外で子どもたちとの本格的な交流がスタート。
2時間以上のイベントの間中、マルタから片時も離れない子も現れたほどだった。 何故か分からないけれど、マルタは何時でも何処でも、いるだけで人の気持ちを癒してくれる様だ。
16名のヘアーメイクを整え終え、午後4時頃、終了予定時間をオーバーしてこの日のボランティア活動は無事終了。 そして、有意義な体験を胸にスタッフ全員が笑顔で来た道を引き返した…
◇終了後の参加者ショートインタビュー
当日、一番遠隔地の山口県山口市から参加した美容師 米屋さわこさんとゆらさん母娘が登場。
ちなみに、ゆらさんは、ボランティアスタッフ最年少の14歳。
・さわこさんの話:
メイクの学校からのメールで活動を知り、2度目の参加です。
少しでもお力になればと思いながら、手を動かしていますが、お話を聞いていると、私が学ぶことの方が多いです。
・ゆらさんの話:
母のお手伝いで初参加、
少し疲れましたが、たくさんの人とお話ができ楽しかったです(笑)。
・宮島永太良の話:
現地での触れ合いの中、想像以上の明るさと情熱を持つ多くの東北女性の存在を知りました。
また、元気いっぱいの子どもたちと会えたのも嬉しかった。
そして、復興に時間はかかるかもしれませんが、必ずできると思います。
そのためには、マルタも私も力を惜しみません。
(写真と文 関幸貴)
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