TOPFriends : 友達

Friends : 友達

Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。
 

新しい画廊で銀ソーダさんと宮島永太良が語り合った… 中編

宮島と銀ソーダさん

◇銀ソーダさんプロフィール
月刊宮島永太良通信122号に掲載。
Back number  http://mepressdata.main.jp/vol_122/friends.html  にアクセス!
 

銀ソーダさん、ブルーを語る…

銀ソーダさん

◇対談は2020年2月にオープンしたばかりの Gallery TK2 で3月14日に行われました。

前号からの続き…
宮島永太良
(以後m):今日拝見した作品にしても現在の銀ソーダさんの作品は青が基調になっていますが、以前ちょっとお話を聴いた時、最初は今みたいな作風でなくいろいろな色を使っていたとか?
銀ソーダさん(以後g):最初はカラフルなイラストを描いていたり、学校の方針で大学1〜2年生の時は美術・デザイン・写真の基礎等様々な分野に触れ描いていたので、 カラフルな色も多く使いました。

銀ソーダさん

作品名:BREATH

m:その頃の作品を観ていませんが、赤、青、黄とか全ての色を使う感じでしたか?
g:そんな感じでしたが、その一方でそのスタイルに飽きている自分がいました。そんな時、さっき話した抽象画の先輩が一つの画材「墨」の濃度を変え、濃淡を使い分けて描いているのを見て、これが画材を使いこなす方法だと思い至り、そうしたらブルーを掴んでいる自分がいたんです。まぁ以前からブルーは好きな色でもあるんですけれど、それがきっかけになりました。 後になって、なんで私はブルーを使うんだろうなと思ったら、ポジティブからネガティブまでブルーは幅広い表現領域を持っていることが分かったんです。空や海の色はブルーに見え壮大な可能性が広がる感覚でもあり、飛行機に乗った時、雲の上を行くとブルーに覆われます。そして、雲の光景を見ているといったん真っさらにした上で想像を掻き立ててくれる感じがし、それを表現できるのもブルー、だから使っているかもしれません。

m:確かに飛行機から空や雲を見ると楽しい。地上から雲を見ると平面的だけど、空の上では青が混じって立体的に見えます。
g:そうなんです。その衝撃もあって、ブルーを見ていると自分の中を想像が駆け巡る感じがして、なんか楽しくて好きなんです。

銀ソーダさん

m:青を使い始めたのは大学4年生ぐらいですか?
g:はい、そのぐらいだったと思います。それで現在のメディウムを何層にも重ね塗りをする方法のヒントになったのはパレットです。アクリル絵具って乾けばその上に違う絵具を塗っても使えるので節約のため何回もやっていたら、メディウムとかが重なったパレットを見ていて「あっ、これ重ねて使ったら面白い!」と思い付いてキャンバス上でやり始めました。

m:パレットから描き方のヒントを掴む作家は割りに多いと聴きます。
g:あえて何かを作ろう作ろうと考えず、なんか周囲を見回してみるとヒントがあるなと思い、私はいつもそんな感じで、違うところからヒントをもらっています。

銀ソーダさん

作品名:EXISTENCE01

m:確かに青は果てしないもののイメージがありますね。夜空の青味がかっているし宇宙のイメージもありますね。どこまでも続くものの深淵なイメージは黒ではなく青が強いですね。
g:飛行機から見ると地球を客観視している感じがします。また、地上からは空を地球からの主観的な見方もできます。空の青からヒントをもらい、青だったら、主観や客観を織り交ぜながら表現できると思いました。

m:人類最初の宇宙飛行士ガガーリンは、「地球は青かった」と言っています(笑)。
g:そうですか! あと夏に看板とかポスターが青ざめていく理由を調べたら、青って紫外線に破壊されにくく、科学的に見ても退色しにくいみたいです。そういうことを知ったら、よりブルーに生命力を感じ、根拠はなくても皆が惹きつけられるのが分かった気がしました。

m:青って受け入れられやすいっていうか、青い空間の中にいると居心地が良く時間が短く感じられ、逆に赤はすぐに抜け出したいと思うそうです。これが「浦島太郎効果」、青い海の底にいたから時間を忘れた。これも青の影響らしいですよ(笑)。
g:私も時間を忘れるほど観ていたくなるような作品を長く残して行きたいと思っていたのでブルーを選んだのかもしれませんね。

銀ソーダさん

作品名:EXISTENCE02

m:これからも青をずっと使っていくつもりですか?
g:全てをそうするつもりはありませんが、突き詰めてたい色です。これからも取り組んで行きますが、違う色もたまには使います。

m:違う色も使うのも楽しそうですね。
g:はい、そう思います(笑)。

m:色彩学に「色の輪」があるんですが、私は緑から青のところに色が一番多い気がします。
g:なるほど。なんかブルーって表現の幅が本当に広い感じがしますね。

次号に続く

 

*取材協力 Gallery TK2 東京都中央区日本橋久松町4-6 杉山ビル4F

 

「政岡玄ちゃんの音楽便り」第58回


みなさん、お元気ですか?
玄です♪

自分の人生、生き方に憧れを抱いていた父が、天国へ旅立ちました。
約7年ほど前に脳梗塞で倒れ、なんとか一命をとりとめ、
ボクは実家へ戻り介護と仕事、音楽を自分なりに一生懸命させていただきました。
今年の1月中旬に再度倒れ、緊急で病院へ行き、膵臓癌のステージ4が発覚、
転移も色々見られ、余命2~3ヶ月の宣告をされました。


玄ちゃん

しかし、事態はもっと危なく、大きくなった癌の腫瘍が太い血管に噛みつき出血。
一旦は手術でおさまりましたが、
「何時間後になるか、明日なるか、一週間後になるかは分かりませんが、
次に大量出血したら、覚悟はして下さい」と言われました。
心配な日々が続きましたが、意外とボクの方が父に励まされてたかもしれません。
そして食事が出来るようになるために少し危険でしたが、本人の意思もあり、
胃のバイパス手術を行い無事成功。ご飯を食べれるようになり、ひと安心。
その後順調に回復をしましたが、
最後は、誤嚥性肺炎で安らかに息をひきとりました。


玄ちゃん

父の法名は「勝願院釋常照」。
御住職から
「勝博(父)の願いは、お前達兄弟は自分の進む道を信じていく事。
常に足下を照らして見守っているぞ」と言われ、
この瞬間、“沢山の涙”と“大きな勇気”を頂きました。
これからも、どうぞ、よろしくお願いします♪♪


玄ちゃん

【世界配信音源🌏🎶】
【G・CLOVERU】3曲世界配信始♪
1.《風に吹かれて》
2.《All needs you love》
3.《世界の果て》

☆【政岡玄☆Music】
☆世界243ヶ国配信♪→http://masagen.amebaownd.com/pages/1246468/blog
web
☆HP→http://www.gencrs.com

“Love&Peace”

【政岡玄】


(文・写真提供 政岡玄)

Copyright © 2010- Eitaroh Miyajima. All Rights Reserved.