「マルタのからだステーション展V」無事終了!
一般財団法人「健康とアートを結ぶ会」主催による「マルタのからだステー
ション展V」が、7月8日(月)から13日(土)までミーツギャラリー(東京都 中央区銀座)で開催された。
今回も前2回同様、宮島永太良の企画で「アートの力を医療や健康に役立てられないか」と言うコンセプトを軸に催され、宮島原作「マルタの冒険」のキャラクター、マルタやムーちゃんらに加えて、シンバラさんとチバエリさんの写真、シモン楽騎さんの絵合せ、村岡ケンイチさんらの作品も並び、来場者が身体と健康について楽しみながら考えられる展覧会になっていた。
「『マルタのからだステーション展』を昨年の3月と11月に開催していますが、それまで誰もしたことのない内容の展覧会だったので、企画者としてもご覧になった方々に考えが伝わるかどうか不安でした。しかし、今回は、私の考えが以前より浸透した感があったし、初めて4名のアーティストにも参加してもらったことも好感触で、今後は違う方々も招きたいと思っています。
また、銀座でギャラリー巡りをしている方々からも『面白い企画だね』と好意的に受け取っていただけたのも何よりでした。年2回ぐらいのギャラリー開催も視野に入れていますが、今後はこの企画で常設展を目指したい考えています」と真剣な眼差しで語った。新たな目標に向けて宮島永太良が歩み始めた。
勉強会「未来への健康とアート」開催!
「マルタとからだステーション展V」開催期間中のミーツギャラリーで、2019年7月11日(金)19時過ぎから勉強会、第5回「未来への健康とアート」が行われ、アーティストからサラリーマン、医療関係者まで熱心な参加者約20名が集まった。
この日のテーマは「似顔絵セラピーとホスピタルアート」。司会進行は宮島永太良、講演をするのはイラストレーター・似顔絵セラピストの村岡ケンイチさん。
村岡さんは、自らが2006年から広島で始めた似顔絵セラピーの成り立ちを語りに加えて自作の絵、写真、出演したテレビ番組等で紹介。約1時間40分の講演を終えたが、その後は会場で似顔絵描きのデモンストレーション、熱い聴衆の視線を最後まで集め続けた。その後、ささやかな懇親会も行われ、お茶やビール片手に参加者が笑顔の交流。一瞬、会場は華やいだが、静かに勉強会は終わった。
終了後、宮島に勉強会の印象を問うと、「2016年11月に行った第1回目の勉強会の時に好例の話題として、とりあげた村岡ケンイチさんに講師をしていただけて嬉しかったです。また、病院の院長さん、医療関係の方々をはじめ予想より多くの方々に来ていただくことができ、手応えを感じました。そのうえ講演内容で医療現場での効果的なアートの力を知ることができたのは何よりでした」と言って笑った。さて、次の勉強会への期待が増した。
by Sekikobo