「マルタのからだステーション展Ⅱ」無事終了！
一般財団法人「健康とアートを結ぶ会」主催による「マルタのからだステーション展Ⅱ」が、11月5日(月)から10日(土)までミーツギャラリー（東京都中央区銀座）で開催された。
今年3月の初回同様、宮島永太良の企画で「アートの力を医療や健康に役立てられないか」と言うコンセプトを軸に催され、今回も宮島原作の物語「マルタの冒険」のキャラクター、マルタやムーちゃんらに囲まれ、身体と健康について、老若男女が楽しみながら考えられる来場者参加型の展覧会になっていた。
この企画の今後の展望を宮島に尋ねると、「前回はミーツギャラリーの企画でしたが、今回から一般財団法人『健康とアートを結ぶ会』主催になっても企画意図にブレはありませんでした。 「からだを知ろう」「体の運動をしよう」「頭の運動をしよう」「心をリフレッシュしよう」の4部構成にしたのですが、準備期間が短かったので、新しい企画は『間違い探し』と『平均台』ぐらい、残りは前回の『からだを知ろう』シリーズ等はバージョンアップした感じになり、反省点はあったと思います。 しかし、前回見られなかった方々にも見ていただく機会になったので良い基礎固めができ、次には新たな企画を色々練り、もっとアート色を強めたいと言う考えがフツフツと湧いてきました」と言って宮島は一人頷いた。
加えて、会期中の9日(金)夜には、第4回「未来への健康とアート」勉強会も行われ、20名以上が参加。 宮島の次のステップへ向かう勢いを十分に感じさせた。 今後もこうした内容の展示や企画を楽しみにしたい。
勉強会「未来への健康とアート」開催！
「マルタとからだステーション展Ⅱ」開催期間中のミーツギャラリーで、2018年11月9日(金)18時から19時30分頃まで勉強会、第4回「未来への健康とアート」 ＊2016年11月21日から始まった『未来への医療とアート』から改称 が行われ、アーティストからサラリーマンまで熱心な聴衆約20名が集まった。
この日のテーマは「高齢者施設でのアートの楽しみと効用」、司会進行は宮島永太良、メインスピーカーは「未来だるま研究所所長」であり臨床工学技士の真下紗卍さん、そして研究員の青山恵世さんが隣席した。
真下さんの講義は、古代ギリシャの医者で「医聖」と呼ばれるヒポクラテスの話題から始まり、NASAの宇宙空間での「麦の生育」における芸術の効用の研究成果、日本でのアートと海外でのアーツの捉え方や考え方の違い、現代イギリスでの医療とアーツとの緊密な関係性から、最終的には真下さん自身が勤める高齢者施設でのアートの楽しみと効用を、写真とデータを織り交ぜながら1時間強行った。
講義後には現実的な問題での質疑応答も行われ、これまで以上の熱い勉強会と意見交換は無事に終了した。 その後、懇親会も行われ、お茶やワイン片手に参加者が笑顔の交流。 「マルタとからだステーション展Ⅱ」の会場も華やぎ、次の勉強会への期待がより増した。
「ヒーリングアート展」開催！
昨年、宮島永太良の企画で開催され、好評を博した「サンクスギビング展」が、装いも新たに一般財団法人「健康とアートを結ぶ会」主催の「ヒーリングアート展」となって、11月20日(火)〜24日(土)までの5日間、銀座のミーツギャラリーで開催された。
メインテーマは*「ヒーリング」。 参加アーティスト11名が、それぞれの想いを胸に制作した絵画作品などを展示。 会場には静かで落ち着いた時間が流れていた。 なお、「ヒーリングアート展」の詳しい模様は次号掲載予定。また、参加アーティストインタビュー part1は、今号のfriends ► に掲載。
*「ヒーリング」とは、心と体の健康を回復することで、ストレスによる体の疲労、心に生じる不安や怒りなどネガティブな状態を失くしたり、軽減する技術。 また、その技術を使って心身共に癒すことを言います。
◇参加アーティスト
青山恵世、大野愛、小高嘉照、小山明久、鈴木文枝、関大介、中西達彦、
原雅彦、間下紗卍、宮島永太良、渡邊智美（あいうえお順 敬称略）
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