Eitaroh Miyajima

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Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場！
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。

視力が弱まりながらも、新たな制作に挑むAQRAさんに直撃インタビュー！　　後編

■ 前編 ► 

・AQRAさんプロフィール

アーティスト。
1960年9月19日、熊本県熊本市生まれ、乙女座、B型。
　　　　二人兄弟の長男。
1983年　和光大学人文学部芸術学科卒業。
1988年　銀座ギャラリー・オカベで個展。
　　　　以後、個展、グループ展多数参加。
1998年　新潟県（株）福田組「感動創造美術展」で優秀賞を受賞。
現在、横浜在住。
ミーツアートクラブメンバー。
ArtQメンバー。

今後のAQRAさんの制作活動を盟友/宮島永太良が問うた！

宮島永太良（以後・M）：先月はAQRAさんの一人語りでしたが、今回は私が質問をさせていただきます。 どうぞよろしくお願い致します。 さて、視力がかなり弱くなったそうですが、現在はどのような描き方をしているのですか？
AQRAさん（以後・A）：もう以前の様には描けなくなったので、油絵の具を割り箸につけて描いたり、ロコさんが関係するイベントでは、パフォーマンス的になりますが、絵の具を頭や手に付け、直接体で描いています。

M：やはり試行錯誤の段階ですね。
A：そうなります。 しかし、先日テレビで「なんでも鑑定団」を見ていたら、具体美術協会（1954〜1972）の創設メンバーで国際的に活躍した芸術家/嶋本昭三さんの若かりし頃の作品が登場、10号と4号ぐらいの2点で1,200万円の値がつきました。 その嶋本昭三氏とは、パフォーマンスも重視、スケールの大きい創作活動で知られ、鉄パイプに絵の具を詰めてガスで爆発させる「大砲絵画」、絵の具を詰めたガラス瓶を高い所から叩きつける「瓶投げ」など、誰もしたことがない表現活動を行い、欧米で高く評価され、1998年にはアメリカのロサンゼルスの現代美術館（MOCA: The Museum of Contemporary Art）で開催された「戦後の世界展」では、ポロック、ジョン・ケージ、フォンタナらと共に世界の４大アーティストに選ばれています。 また、1976年に結成されたAU（Artist Union 後に Art Unidentified ）では事務局長を務め、若手作家の育成に熱心に関わりながら日本障害者芸術文化協会の会長も務め、そのオリジナリティにこだわる姿勢や、多様性や個性を尊重する考え方は、現在改めて評価されている様です。

M：AQRAさんの向こう側に嶋本さんの姿が見えてきそうですね。
A：はい、今の私は描きたい場所に絵の具を置けない、色の濃淡のコントロールができないので、私のやり方で美を見出すことを考えています。

M：その世界は、視力に頼らない表現ができるのですか？
A：できるはずです。 ニキ・ド・サンファルも空気銃に絵の具を詰め、撃って絵画制作。それが現代も評価されています。 また、現代は綺麗に描く技術的なことが関係していたレオナルド・ダ・ビンチの時代とは違います。 もうそれはできない相談なので、私は偶然性に活路を見出そうと思っています。

M：意図的と違う偶然性は重要な要素、アートの中で大事なものだと思います。 その方向性を考えると、ジャクソン・ポロックが代表的かな。
A：ポロック、デ・クーニングは面白く、私は抽象表現主義が好き。 だから、そちらの方向に進むのは必然かもしれません（笑）。

M：私が、最近見たAQRAさんの作品の中での最新作は？
A：固めたクレヨンみたいなので描き、昨夏のゲーテ座で出したのが新作かな。 でも、「現代に抽象表現主義のような作品を制作するのに意味はあるのか？」と考えたりすることもあるけれど、時代は繰り返し、それしかできないのだから、新たな道を進むしかないと思っています。

M：これからは抽象表現が必要になってくる気がします。 抽象は意図的だけど、抽象表現は偶然性も入ってくる気がするし、存在が意味を持ってくるのかと思います。 次世代、人工知能（AI）が人にとって代わる分野が多く到来すると言われていますが、一番できないのは感情表現。 抽象表現はもろに感情表現と結びついている。これはAIにはできない。 偶然も交え、AQRAさんの方法論はこれからの世の中を先取りしている気がします。
A：そう言われると嬉しい。 ちょっと話はそれますが、私の好きなお坊さんに一休さんがいます。 一休さんは書がとてもうまく、世の中から注目される存在でした。 で、京都の大徳寺の真珠庵本堂に残された書「諸悪莫作」「衆善奉行」は竹箒で書かれたと言われています。 そのせいもあり表現が全然違う。 つまり、素材を変えると表現が変わるわけです。 だから、目を一つの道具だとし、それが使えなかったら、他を使うしかない。 現時点では、私には技術に執着することなく、もう偶然性しかないのです。

M：そう、発想の転換が大切ですね。きっと何かがないと新しいことは生まれないのでしょう。
A：でも、既製品にサインだけして作品化するデュシャンのコンセプチュアルアートを選ぶのではなく、抽象表現主義を持ち、確実に自分で描きたいと思っています。

M：これからAQRAさんは、平面だけでなく立体作品に挑む可能性はありますか？
A：これまで卵でアート作品も制作、あとガラス玉を2個つければ完成するところまできている作品もあるけれど、この状況じゃ無理。 でも、違う立体、新たな展開は期待できるかもしれません（笑）。

M：そんな質問をしながら、この世にある以上、完全な二次元はないと私は思っているので、絵も立体だと言えます。 だから、横から見にくいし、後ろ側も作品だと思っているので額に入れるのはそんなに好きではありません。 などと言いながら、AQRAさんの進む道が少し見えた気がします（笑）。 今日はお話ありがとうございました。 次回もよろしくお願い致します！

次号、100号記念「和光大学」同窓生特別対談に続く…

（構成・撮影　関　幸貴）

「政岡玄ちゃんの音楽便り」第35回

みなさん、お元気ですか？　玄です！

大阪地震の被害に遭われた方々の早期復興と、お見舞い申し上げます。
自分の仲間も沢山いるのですが、運良く無事のようでした。 まだ余震など心配ではありますが、いつどこで災害があるかもしれませんので、皆さまも、どうか防災対策などの再点検をお願い致します。 あらためて、1日1日を大切に生きたいと思います。

そして、今月で「月刊宮島永太良通信」が、なんと100号達成！おめでとうございます♪
こらからも、ますますのご活躍を楽しみにしております。

また、自分からも大切なお知らせがあります！
【政岡玄最新☆世界配信アルバム】☆《MIZUBE》☆計10曲
☆世界243ヶ国へ配信リリース決定！
日程の方はわかり次第、HPなどでUP致します。

そして、今年の6/9☆「ROCKの日」ですが、午前中ギリギリまで、《MIZUBE SONG》世界配信音源をREC。 午後は、父親介護度が5〜1まで下がって保険が効かなくなり、新たに購入しようと思っていたら、リクライニング付き介護ベッド無料レンタルを知り、消防団同級生と軽トラで取りに行き、半年更新レンタル。 そして、夜は、大阪時代のバンド仲間、スーちゃんのイタリアンレストラン「Cherry Jam」で行われたリクオさんのディナーショーを観に行きました。 以前から噂は聞いていましたが、凄いピアノマンさんで最高でした。 もちろんスーちゃんのお料理も、とても美味しかったです♪なんだか、RECを終えるたびに、自分も精神的に少しずつ成長させてもらっている感じです。 また、先日、社長から連絡あり、“Tahei Music Group”など中国最大手の音楽配信企業のサイトでも、政岡玄の作品が配信されて、少ないですが、ちゃんと印税が入っているとのお知らせがありました。 「三国志」好きというか「蒼天航路」「劉備玄徳」好きの私には、嬉しい限りです。 そして、8年前テレビ番組「アート夢見ぽけっと」で、上海美術館で開催された宮島永太良さんの展覧会取材に同行した時、上海万博の盛り上がりに驚きながら、中国で音楽がヒットしたら大変だろうなと思っていたら、現地の方から中国では音楽は売れない。 何故なら買わなくても、ネットで…と、言われた記憶が蘇ってきましたが、Spotifyの影響もあるのだろうけれど、時代の流れとは、わからないモノです。 少し前、海外ではヨーロッパの方が比較的多かったけど、これからは中国、アジア圏など、ボーダレスに躍進出来ればと“IMAGIN”しております♪

◇政岡玄　音楽情報
＊6/27(水)《政岡玄の水辺タイム♪》コーナー 19:30〜:45放送予定 毎月“最終水曜日”放送です！

☆視聴方法はこちら↓
「SKY MUSIC RADIO ANNEX」19:30放送開始時間になりましたら
・PC  ・Android
https://www.yassawave.com/ のTOPページから、ご視聴ください。
・iOS
http://www.wallop.tv/?page_id=14580 より「専用アプリ」をダウンロードしてください。
旧バージョンのアプリの方は、アップデートをお願いします。

◇ web
☆HP→http://www.gencrs.com ►
【政岡玄(Gen Masaoka)】
《世界243各国へ配信〜♪♪》
☆是非☆　ダウンロード&ストリーミングなど聴いて下さいませ♪♪♪
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【"政岡玄"日本初！水辺ミュージシャンコンサート】
at　横浜（Yokohama）/GEN MASAOKA ►

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（文・写真　政岡玄）