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アートが気になるインタビュアーが宮島永太良を探る!

 

「宮島永太良研究」第29回

=アートが気になるインタビュアー/A=宮島永太良

:この連載も、残り2回となりましたが、今回から、アートに限らない宮島さんの生活についてお聞きしたいと思います。たとえば趣味などはおありですか。
:私は趣味というのはあまり意識しない方なのですが、絵について言えば、一方で仕事であり、一方で趣味ということもできます。

:以前、人に見せられる絵と見せられない絵があるとうかがったことがありますが、そうしたことも関係しているのでしょうか。
:はい、人前で発表したり販売したり、また前回お話したポスターのための絵というのは間違いなく仕事としての絵です。それとは別に、自分で勝手に面白がって描いている絵は、どちらかというと趣味の絵でしょう。こちらはなぐり描きの状態がほとんどですが。

趣味

:それも見てみたいですね。
:他の人が見ても、わからないことが多いと思います。自分の独自の思いで楽しんでいるだけですから。しかし、以前そうした絵の一部を試しに人に見せたところ、「めちゃめちゃ面白い」と言われたことがあり、それらを実験的にキャンバスに描いた完成作にしました。さらにそれを見たアートラボトーキョーというギャラリーのオーナーから「この路線でうちで展示をやってみよう」と言っていただき、その路線の絵で個展をやったことがあります。それが2008年に行なった「浜松の鰻」展でした。この展覧会は私自身トラウマになるほど賛否両論がありましたが、私と気の合う人、感性の合う人はだいたいわかってくれたようでした。

:私もその時のお話は何度も聞いており、さぞ大変だったと思います。しかしそうした絵の発想というのは、どんな時に浮かんで来るのでしょうか。
:これはまた別な趣味の話になりますが、私は趣味が「散歩」と言ってもいいくらい歩くのが好きです。今では「ウォ−キング」と言った方が聞こえが良いでしょうか。ただ「ウォ−キング」となると歩く姿勢や呼吸法までかかわるようですが。

:どういう所を歩くのですか。
:取り立てて言うほどでもない普通の街中などを歩いています。よく、約束の場所に早く着きすぎると、「どこで時間をつぶそうか」と迷い、喫茶店を探して入る等という話を聞きますが、私の場合、時間が余れば周辺の場所を探求するように歩きたくなるので、私に関しては「時間をつぶす」という概念はありません。


趣味

:一日にどのくらい歩かれるのですか。
:一万歩以上行く日が多いです。これは一日の総合歩数なので、一気に歩くわけではありませんが。

:それにしても多いですね。
:これは私がここ何年かに始めたゴルフとも関係あります。このゴルフも趣味といえば趣味ですが、まだそう言えるレベルに達していないのも事実です。

:ゴルフも歩きますよね。
:はい、以前知人から、平均的な18ホールあるゴルフ場をフルで全て歩いて回ると2万歩くらい。ところどころカートを使って回ると1万歩弱くらいと聞いたことがあります。

:宮島さんなら楽勝でしょうね。
:こと歩きに関してだけ言えば(ショットとかは別にすれば)わりと楽勝かもしれません。ゴルフが終わっても、まだ歩きたくて近隣の街中を歩いていたこともあります。

:そう言えば歌も趣味だとうかがったことがあります。
:否定できませんが、それに関しては自分ではとやかく申せません。ただ、この1月17日、先ほども触れたギャラリー「アートラボトーキョー」が主催する「アートバースデー」に、カラオケ絡みの映像作品を出品しています。今回はギャラリー内で行われるのではなく、ギャラリーのサイトに、各参加作家が自分の映像作品を紐づける形で開催されます。


趣味

:どのような映像ですか。
:コロナ禍以来、カラオケもやりにくい世の中になってしまいましたが、工夫してやればやれないこともない、ということを示したく、マスクをして歌うカラオケを提案したものです。

:ちょっと聞くと歌いにくそうでもありますが、ぜひ映像で確認してみたいと思います。また、以前自転車で長距離走りたいというお話を、この連載ではないところでお聞きした気がします。
:そうですね。自転車に乗るのは子供の頃から好きで、そうとう長い距離も走っていました。先ほど挙げたウォーキングの延長とも考えられます。でも東京に引っ越してからはあまり乗る機会がなかったのですが、昨年久々に自転車を購入し、今では都内を細々と走っています。いずれは私の故郷・神奈川県を一周とか、できたらやってみたいですね。

  

 

  
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