TOPFriends : 友達

Friends : 友達

Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。
 

不定期連載「シモン ミラニモポの美的考察」第5回 写真の話@

◇シモン ミラニモポさん プロフィール
アーティスト
1960年:熊本県熊本市生まれ
1983年:和光大学人文学部芸術学科卒業
Meets Art Clubメンバー
現在、横浜在住
☆主な活動歴
1988年:銀座ギャラリー・オカベで初個展 
*以後、個展、グループ展多数参加 
1998年:新潟県(株)福田組「感動創造美術展」で優秀賞を受賞
2021年:マールツァイト(赤坂)東京、神奈川4ヶ所で個展開催
2022年:第1回「健康をめざすアート展」に出展

 

好きな写真家を語る

シモン ミラニモポさん

この連載、これまでは私の自己紹介の意味もあり、色々好き勝手に語ってきましたが、今回からはテーマを設定して進めて行きます。で、最初のテーマは編集部からの要請もあり、「写真」です。ただ私自身、若い頃から絵とか彫刻でやってきたから、写真をアートとして、意識することはあまりなく、その分野に詳しいとは言えませんが、私なりに写真について語ってみたいと思います。

アンセル・アダムス

私が写真を意識し始めたのは1990年代のこと。何から触発されたかと言えば、やはりダダとかシュールレアリズムの流れでオブジェも造り、絵も描いていたマン・レイの写真作品を図書館か本屋で彼の作品集を覗いた時でした。ページを開くと、モノクロ写真でしか表現できないレイヨグラフなど実験的な作品を観た時、30代の私は新鮮な影響を受けました。これで写真を意識し始めるのですが、今も良い出会いだったと思っています。そして、次の写真家はアンセル・アダムス、観たのは渋谷の東急ハンズでした。彼の岩山の写真が買える値段で売られていたのですが、「次に買おう」と思ったら、買えなかったので、より印象に残っています(笑)。また、アダムスのオリジナルプリントを、東京のどこかの美術館でも観ました。モノクロ写真がカラーの1.5倍ぐらい好きな私ですが、アメリカの平原とか建物とかを、アダムスは何気なく撮っているけれど、その存在感がダイレクトに伝わり、彼の外連味のない誠実さが表現されている気がしました。3番目は、ロバート・メープルソープ。彼が、リサ・ライオンを撮った写真集を本屋で見つけ、中を観た時、とてもインパクトがあったので即買いしました。内容は、リサの鍛えられた全身から体の部位、果ては陰部に白いペイントをして撮影しているのですが、不思議な生命力に共に遊び心が伝わってきて、楽しく、アートを強く感じました。

奈良原一高「魅惑のヴェネツィア」より

奈良原一高「魅惑のヴェネツィア」より

もう一人、好きな写真家がいるのですが、その前に私が苦手な写真家について語ります。
日本のリアリズム写真の大家、土門拳です。彼の作品は、陰影があり構図も素晴らしく、写真家の強い思いも伝わってくるのですが、ガチガチで私にとっては、そこで終わっているように感じられてしまうのです。加えて、遊び心とか実験とか、アートに欲しい要素がない気がする。ただ、このあたりの考え方受け止め方は人それぞれなので、写真を考えるうえで、より向き合わなければならない作家なのかもしれませんね。さて、4番目の写家家は、2020年に亡くなった奈良原一高です。彼のことはNHKの日曜美術館で知りました。その時、紹介された作品。軍艦島を撮った「人間の土地」の存在感は強く、アンセル・アダムス同様、否応なく私の内側に迫ってきました。その後の「ヨーロッパの静止した時間」など連綿と続く作品はどれも素晴らしいのですが、別の視点から捉えると彼は世界中を旅しながら、表現と生活が一体化できた稀有なアーティストだと、考えています。

 

(構成・撮影 関 幸貴)

 
 

「政岡玄ちゃんの音楽便り」第84回


みなさん、お元気ですか?
海の日【瀬戸内国際芸術祭 UNO ART SOUND 2022】〜瀬戸内をアートで染めよう〜
に作品応募しました。
Yotubeで作品動画【海を 渡ったチヌ】をアップしています。どうぞご覧下さい。

  こちらになります!
     ↓↓↓

  https://youtu.be/ek879qrQpcs

◇瀬戸内をアートで染めよう
エントリー参加者名:政岡玄
演奏曲目 課題曲【海を 渡ったチヌ】
・PRコメント
「瀬戸内海に集まったゴミから、宇野のチヌとして“魂”が吹き込まれ形になり、そして、みんなに愛されるようになった。どんな逆境にも、夢と希望さえ持ち続けていれば、いつか思いもしないぐらいの幸せに出会えるかもしれない。
時にはあきらめかけることもあるでしょう。
しかし、そんな信念を持ち突き進んで行けは、自然と仲間が集まって来る。
幸せへ向けて青い海、空に白い雲を見上げ真っ直ぐに進んで行く。
そんな姿を 宇野のチヌの気持ちになりきり、音楽に乗せて、自分の想いが伝わりやすいように、課題曲【海を 渡ったチヌ】をアレンジさせていただき、瀬戸内海や砂浜、宇野港の映像も交えリアル感に近づくように表現、そして、『ゴミを海などに捨てると地球に優しくない』『もっとみんなで環境に優しくなろうね』という想いを込めてみました。

政岡玄ちゃんの音楽便り

そして、間もなく《水辺ミュージシャン☆政岡玄》 第2弾【MIZUBE U】 EPの世界配信が新たに始まります♪
【MIZUBU 】の内容は下記です。
《水辺で乾杯》
新しい音源アコギのSoloを入れ、アコースティックな楽しく癒される歌の仕上がりになりました。
《時の扉》
東京オリンピックで勇気をもらい世界平和を祈った歌。
《sea》
海の夕焼けノスタルジーな歌。

また、ここに来てコロナも増えたりと、世の中どんな風になるのか、不思議な感じではありますが、みんな笑顔で楽しく生きたいモノです♪


Love&Peace♪(^-^)v
【政岡玄】

(文・写真提供 政岡玄)

Copyright © 2010- Eitaroh Miyajima. All Rights Reserved.