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Friendsには、ジャンルを問わず宮島永太良の友人知人が登場!
毎月、ショートインタビュー、コメント、活動予定をお伝えします。
 

不定期連載「加藤力之輔の世界」第6回

◇加藤力之輔(かとうりきのすけ)さんプロフィール
画家
1944年横浜市生まれ、双子座、A型。
1972年からスペイン国立プラド美術館で4年間〈ティツィアーノ〉を模写研究。マドリードの美術研究所で人体デッサンの修練でモノの見方を学び続ける。
スペイン、日本で作品発表。横浜市民ギャラリー、印象社ギャラリー、文藝春秋画廊、小川美術館(東京)、同時代ギャラリー(京都)、ギャラリージタン館(鎌倉)等。
2004年より覚園寺(鎌倉)・新善光寺(京都)・梅上山光明寺(東京)で「異文化空間展」開催。NHK日曜美術館等に出演。現在は主に京都で制作。

加藤力之輔さん
 

2021年12月04日冬晴れの土曜日、横浜市神奈川区新子安のGallery KASEで行われていた「加藤力之輔展 50年の軌跡」PartWの会場に力之輔さんを訪ね、作品「休憩をする女」の制作エピソードを語っていただきました。

「休憩をする女」

     「休憩をする女」 

この絵を描いたのは5年ぐらい前、妻子のいるスペインに帰った時のことです。当時は今のようなコロナ禍もなく、南欧にも穏やかな時間が流れていました。その中で、最初に「休憩をする女」をスナップ的に描いた場所は、バレンシア州のコスタ・ブランカ(白い海岸)と呼ばれる地中海に面した隠れ家的リゾート地デニアでした。ある日、妻とふたりで美しい海を観ながらカフェでお茶をしていた時、そのお店のウェートレスさんが、休憩時間なのかトコトコ歩いて海沿いにある遊歩道に向かったと思ったら、おもむろにベンチに座り、ホッとした表情でタバコを吸い始めたのです。7〜8m先だから、細かい表情は分かりませんでしたが、その姿はかなり印象的で私の琴線に響き、ほとんど人物画はアトリエや研究所など屋内でしか描かない私が、すぐに持っていたA4のスケッチブックを開き、10分程で彼女の様子をラフスケッチ、マドリードの自宅に戻ってから数日をかけ、木炭で描き大きなサイズに仕上げました。
彼女の何が印象的だったのか、今になってみると、20代中盤の女性がリラックスして煙草を吸っている姿が、とてもスペイン的で独特の存在感を感じ、私の創作意欲を刺激したんじゃないかと思います。素描で仕上げたのは、あのなんとも言えない雰囲気を表現するのに最適な描き方だと感じたから。とにかく素敵な邂逅を絵にできたのは良かったと思います。

 

取材日:2021年12月4日

(構成・撮影 関 幸貴)

◇Gallery KASE
所在地:横浜市神奈川区新子安1-11-14加瀬ビル204
電話:090-6655-2242
アクセス:JR新子安、京急新子安駅から徒歩5分

 
 

「政岡玄ちゃんの音楽便り」第78回

みなさん、お元気ですか? 玄です♪
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、お世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
一年の計は元旦にありと言われますので、しっかり去年からの計画を練っています。
ワクワクが止まりません!

政岡玄ちゃんの音楽便り

しかし、またまたコロナで大変な状況ですが、これを乗り越えれば終息しそうなのでは、
という期待を込めながら、新たな世界に希望を抱き突き進んでいきたいと思います。
今年こそ、再びみなさんとお会い出来る日を心待ちにしています!


Love&Peace♪(^-^)v
【政岡玄】

(文・写真提供 政岡玄)

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